《永遠のゼロ》

 470万部を超える大ベストセラー小説『永遠の0』が上映されていますが、久しぶりに映画館で鑑賞してきました。レイトショウなので1200円。画面の大きさ、お腹に響く音量はさすがにテレビではあじわうことができませんね。感動して帰ってきました。

 御存知とは思いますが、太平洋戦争で特攻隊員として出撃し国のために命を捧げるという物語なのですが、V6の岡田准一が好演です。
 『生きて帰りたい』と何度も妻と長女の白黒写真を握り締め口にします。“うるうるきます”
 
 太平洋戦争を分析した『失敗の本質』野中郁次郎著でもふれていますが、アメリカとの圧倒的な物資の差と情報収集能力の差によって最初から勝敗は決まっていたように感じます。日本軍の暗号は早くに解読されており、作戦・戦略は筒抜け状態だったようです。敗戦が濃厚になるにつれて“特攻作戦”が実行されることになるわけですが、実に数千人の若者の命が失われています。

 争いにより何かを奪い合うことが未だに世界各地でおきています。残念なことです。
 
 岡田准一が演じた宮部久蔵は当時26歳でした。特攻隊員として出撃した多くは二十歳前後の若者でした。
 今日は成人の日ですね、感慨深いです。