若者の行為に親が圧力を加えることが逆効果を招いてしまうことを最も鮮やかに描き出したものに『ロミオとジュリエット効果』として知られている現象があります。
ロミオ・モンタ―ギュとジュリエット・キャピュレットは、お互いの家同士の不和のために二人の愛を裂かれてしまったという、シェークスピア劇の悲劇の主人公です。
彼らを離れさせようとする親たちの企てに逆らって、このティーンエイジャーたちは、自由意思を行使する究極的な手段、すなわち心中という悲劇的行為によって永遠の愛を勝ち取ったのです。
どうして、こんなに若い二人の間に、愛の炎があれほど急速に燃え上がったのでしょう!心理学者たちは、『親の干渉と障壁』が置かれたことで、情熱の炎に油を注いだことになったと指摘する。
このような記事がありました。
去年のクリスマスに私は27歳の男性と出会いました。当時、私は19歳でした。本当は私のタイプというわけではなかったのですが、交際するようになりました。たぶん、年上の男性とデートするのは一種のステータス、という気持ちもあったと思います。でも、私の家族が彼の年齢が高いことを心配し始めるまで、それほど強く彼に惹かれていたわけではありません。家族が二人のことについてうるさく干渉すればするほど、私は彼を恋するようになりました。結局、彼とは5ヶ月続きましたが、もし両親が何も言わなかったら1ヶ月で終わっていたと思います。
自由を制限されることへの反発(リアクト)なのですが、まずは『二歳児のリアクト』として現れ、十代にも再度現れるそうです。