ストレスを味方につける方法・・・・相場聖 著から
近年“ストレスチェック”が中堅企業を中心に実施されています。
著者も、企業のご依頼により、このストレスチェックの結果に基づく組織分析をすることがあります。
組織分析とは、ストレスチェックの結果に基づいて、企業全体/部署ごとの組織の問題点や今後の課題、具体的な取り組などを分析に基づいて導き出していくものです。この分析によって、組織の風土や特徴・傾向など、さまざまなものが見えてきます。
ところで、同じ企業内でもストレス度の高い部署と低い部署があるのはどうしてだと思いますか?ストレス度の高い部署の特徴には次のような原因が見受けられます。
※業務過多
※管理職の支援不足
※管理職の管理能力不足
※人間関係の悩み
※職場内コミュニケーション不足
もう一つ分かっていることは、セルフケアの実行率とストレス度との間には反比例の関係が成立するということです。ストレス度の高い部署のセルフケアの実施率は低く、ストレス度の低い部署のセルフケアの実施率は高いということです。『自分の心は自分で守る』という意識を持ち、小さなことでも良いので、自分なりのセルフケアやストレスマネジメントを行ってみては如何でしょうか!