今から三十年以上前に出版された『競争の戦略』M・E・ポーター著は、現在においても極めて参考になる戦略の視点を示しているが、今日は『ライフサイクル』の視点から少しまとめてみます。
まずは、ライフサイクル四段階における『組織人材』
※導入期
起業家・長期的視野をもった創造力あふれる人材
※成長期
実務家・短期的視野に立ったアイディアを具現化する人材
※成熟期
管理者・業務のシステム化や効率重視の人材
※衰退期
まとめ役・問題解決能力にすぐれた人材
次に、『全体的な戦略』
※導入期
マーケットシェア拡大
研究・開発とエンジニアリングが決め手
※成長期
価格変更・品質イメージ変更
マーケティングが決め手
※成熟期
マーケットシェア見直し
コスト競争力
価格・品質イメージを変えない
マーケティングの効率が決め手
※衰退期
コストコントロールが決め手
私は『外部環境の変化に合わせて戦略(打ち手)を変えていく』という考え方に驚かされた本でした。