中小企業の《経営理念》は、どの程度の企業で作成されているのか興味のあるところですが、仮に経営理念が作成されていたとしても『どこかの引用』だったり、形骸化して『社員に浸透』してなかったりと色々と問題を感じることがあります。
理念経営・・・・ノードストロームの事例から
ノードストロームの社長が講演で『どう見ても着たあとがあるドレスを顧客が返品しようとしたとき、貴社の店員はどんな対応をするのか?』との質問に対して次のように答えている。
わたしにはわからない。それが正直な答えだ。しかし、顧客が丁寧な対応とサービスを受けたと感じる方法をとると、わたしは強く信じている。返品を受けるかどうかは、その時の具体的な状況によるのであり、わたしはどうすべきかについて、店員に広範囲の権限を与えている。店員はすべて販売の専門家だと当社では考えている。専門家には規則はいらない。基本的な指針は必要だが、規則は不要だ。ノードストロームでは、基本的な価値と基準を守ってさえいれば、仕事を進めるために何をやってもいい。 ビジョナリ―カンパニーより
理念の大切さを上手に説明していますね!
最近、ある経営者に『後継者と一緒に再度会社の理念の見直し』を提案致しました。創業時に作ったそうですが、『会社存続の意味』をもう一度後継者と一緒に考えるいい機会、とおっしゃていました。
最後に、理念はシンプルにとアドバイスをしました。