《信頼できる医師》

 『信頼できる医師に出会うまで5年』 読売新聞の記事より

 精神疾患で精神科に通う患者の43%が『信頼できる医師』にたどり着くまでに5年以上を費やしていることが、特定非営利活動法人・地域精神保健福祉機構の調査で分かった。
 調査は月刊誌『こころの元気プラス』を発行する同機構が、読者らを対象に、昨年12月から今年1月まで実施。統合失調症やうつ病などを患う男女計135人から回答を得た。
 主治医を代えた経験がある人は90%で、その回数は2、3回が33%、4、5回が29%、10回以上も8%いた。代えた理由は、50%が『治療方針に納得がいかなかったから』と答えた。
 現在の主治医を『信頼できる』と答えた患者は135人中91人。このうち20%は、出会うまでに『5年以上10年未満』を費やし、10年以上かかった患者も23%いた。信頼している現在の主治医に対しても『説明が不十分』とみる意見が多く、病気や薬の説明では、全回答者の39%が不満を感じていた。同機構編集責任者の丹羽大輔さんは『精神科医が説明をきちんとして、患者の今後の人生を考えた対応をしてくれれば、医療機関を転々としなくて済む』と話す。

 インフォームド・コンセントと言われるようになって久しいですが、現状に?です。