最近“あれっ”と思ったこと!
老人福祉施設経営のお客様と御縁がてきて十年以上が過ぎました。この間私は三十法人程の人事制度構築と職員教育の仕事をお客様と一緒になって考え・悩み・業務を進めてきました。上手くいったり・つまづいたりと試行錯誤が続いています。失敗から学ぶことが重要だということにも気づきました。
そこで、最近“あれっ”と思ったことは、≪老人福祉施設の待機者のことです≫
話を聞くと、殆どの施設で入所定員数の倍以上の待機者がいるということです。全国に4千カ所の老人福祉施設があって、仮に平均百人の定員だとすると待機者は、八十万人になります。
老人福祉施設に入所出きないで困っている高齢者がたくさんいるということが現実です。
今、老人福祉施設は利用者に対する職員の数(配置基準)、個室ユニットケア、拘束禁止等サービスのクオリティーを高めるべく努力しています。取組事態は素晴らしいことなのですが、一方で入所できない高齢者がたくさんいて困っているということも事実です。
あえて提案をすれば、職員の配置基準を緩めて大部屋方式にし、危険な場合には拘束も実施することで入所定員数を増やす。施設では必要最低限のサービスの提供(三大介護と安全)に限定する。利用料金も当然減額する。
以上のような事にチャレンジするだけで、多くの困っている人々が救われるような気がします。
こう考えるのは私だけでしょうか。