岩手県の花巻市で特別養護老人ホームの施設長、理事長の職に長年就いておられる“髙橋信夫様”が『やまびこの足跡(うた)』というタイトルの本を六月に出版されました。84年間の人生を振り返り三百数十ページにまとめています。
平成15年に、給与体系と人事考課制度導入のお手伝いをさせて頂きましたことがご縁で、今も施設に定期的にお伺いをしています。そのような関係から私にも一冊本を送付頂きました。中々読み応えのある本でしたが、一気に読み終えることが出来ました。新給与制度と人事考課制度導入のご苦労話にも触れており、また弊社の紹介内容もあって恐縮しております。
84歳にして『お見事!』の一言につきます。素晴らしいことだと思いました。それも、社会福祉法人の現役理事長として日常業務を処理しながらですから、さぞかしご苦労されたことと感じます。
読みながら、このエネルギーはどこから湧き出してくるのだろうか?と考えさせられました。私は、理事長とは十数年のお付き合いしかありませんが、この期間中様々なことがありました。
当時は施設長として施設経営に係わっておりましたが、新人事制度の導入、ユニット棟増築、グループホーム新設、認知症デイ新設、ISO認証取得等、常に新しいことにチャレンジしておられたように思います。私の私見ですが、一般的に多くの社会福祉法人は組織が硬直的・保守的で変化をむ望まないような空気感が強いと感じています。そのような中で、極めて積極的経営だったことは他の見本であり称賛に値することです。職員も変化慣れしていて大変たのもしい印象でした。
私も本を出版したくなりました。