“コンサルタントは組織をぐちゃぐちゃにする” カレン・フェラン著
強烈なタイトルにひかれて読んでみましたが、色々と考えさせられました。
著者はアメリカで長年コンサルタントとして活躍をしているようですが、ご自分が感じたことを率直に書いています。私の業務に関係がありそうな部分を紹介してみたいと思います。
人事・目標管理制度で著者が否定的な理論
※理論=Ⅰ
業績給やインセンティブ報酬は従業員をやる気にさせ、会社の目標に向かって努力させるのに役立つ。
※理論=Ⅱ
数値目標や指標つきの目標は従業員をやる気にさせ、業績の向上に役立つ。
※理論=Ⅲ
年次業績考課、とくに評価スコアをつけることは、従業員の業績向上に役立つ。
著者は大会社のコンサルタントとして現場を見てきているようですが、組織規模の大小・組織の歴史等様々な要件があるのですべての組織に適用されるかは疑問ですが、参考にしたい点もあります。
知者が大切にしている点は【部門間の関係改善】【組織内の良好な人間関係作り】をあげていました。