次世代リーダー育成を目指す学生団体『グローバル・ネクストリーダーズフォーラム』国際会議で、読売新聞教育ネットワーク事務局の吉池亮・事務局長が『健全なコミュニティの形成には【フェイクニュース】を排除する健全なメディアの活動が欠かせない』と主張しています。
また、インターネット上の大量の情報に惑わされず、どの情報が正しいのかを精査し、理解するというプロセスを社会全体で共有すべきとも訴えています。
同じようなことを、ユヴァリ・ノア・ハラリが著書“21レッスンズ”の中で次のように記載しています。
『SNSの発達した現在の社会では、教師が生徒にさらに情報を与えることほど無用なことはない。生徒はすでに、とんでもないほどの情報を持っているからだ。人々が必要としているのは、情報ではなく、情報の意味を理解したり、重要なものとそうでないものを見分けたりする能力、そして何より、大量の情報の断片を結び付けて、世の中の状況を幅広く捉える能力だ。』
知識を獲得することも大切なこととは思いますが、目の前の情報を分析したり、偽物を見抜く力を身に着けることが必要なのだと感じます。