『楽観主義者』『悲観主義者』について

 今日は、以前ご紹介したアメリカの心理学者『マーチン・セリグマン博士』の《オプティミストは何故成功するか》という本から、『楽観主義者』『悲観主義者』について考えてみたいと思います。

 まずは言葉の確認ですが、本のタイトルになっている《オプティミスト》とは『楽観主義者』のことを示しています。(ポジティブ思考ということでしょうか)一方『悲観主義者』

のことは、《ペシミスト》と表現しています。(ネガティブ思考ということでしょうか)結論から言うと『楽観主義者』は精神的にタフで打たれ強いとセリぐマン博士は本の中で書いています。アメリカの生命保険会社の離職率をデータとして、『楽観主義者』を中心に採用をしたところ離職率が改善された事実を紹介しています。

 次にどのようにして『楽観主義者』『悲観主義者』に分けるのかということになるわけですが、ここで『自己対話』が影響してきます。どういうことかというと、《挫折や不幸な出来事を経験したときに》《どのような自己対話をするか》『自分自身に対する説明スタイル』によって、『楽観主義者』『悲観主義者』とに定義づけしています。

 ポイントは困ったことが起きた時に、自分自身にどう語りかけているのか?というところでしようか。次回は、ここのあたりをもう少し詳しく考えてみたいと思います。