ナポレオン一世の有名な言葉『わが辞書に不可能という文字はない』は、≪自分はできる≫という自己暗示の言葉だったのかもしれません。
遺伝子の研究者で、筑波大学名誉教授の村上和雄氏は『心や意識が脳を動かす』として、脳と心の関係を次のように解き明かしています。
『脳は私たちが“できる”と思っていることしかできない。逆に言えば“できない”と考えていることはできないのだ』
氏は“できる”という指示を脳に伝えることが重要であり、そのために思い込みや固定観念を捨てること、素直になること、心配しないことが大切だと説きます。
私たちには【思い込み・信じ込み・決めつけ・先入観】があります。過去の経験、あるいは周囲の評価によって≪自分の性格は○○だ≫とか≪自分の能力はこれぐらいだ≫と、自分勝手にレッテルを貼ったり枠組みを決めたりすることがあります。
人間の能力、可能性は計り知れません。“自分にはできる”という前向きな意欲を持って、努力を怠らずに、自分の可能性を広げていきましょう。
職場の教養より