毎月ダスキンさんの“喜びのタネまき新聞”を楽しく読ませて頂いてますが、今月号も共感する内容でしたので、ご紹介します。
≪見え方・感じ方≫
同じ話を聞いていても感じ方や見え方は人それぞれに異なり、街を歩いていて同じ道でも行きと帰りとは景色が違ってきます。
先日、学生時代の先輩が知人から新しい仕事の取り組みについて話を聞いたそうです。先輩は『魅力を感じなかったので自分は何とも思わなかったが、一緒に聞いていた友人はすぐにその仕事に取り組み、大きな成果を出した』と言い『同じ話を聞いていても感じ方が違う』と話していました。
日々の生活の中でテレビや新聞などから情報が入り、また街を歩いていても何気なく見ている風景から様々なことを感じます。しかし、その見聞きした情報などを活かす機会は少なく、ほとんど変わりなく過ごしているように感じます。同じものでも見ている位置によって見え方が異なるのと同じように、同じ話でも置かれている立場によって感じ方が違ってくるのではないでしょうか。
私も仕事においては一方向からだけではなく、様々な視点で物事を見聞きして考え行動するように心がけていますが、仕事を離れるとつい同じ行動パターンを繰り返しているように思います。休みの日でも、いつもと違った方向から考え行動することで視野が広まり、様々な感じ方ができれば新たな発想や発見ができるのではないかと思います。
ダスキン社長 山村輝治
タイトルの“スコトマ”とは、ギリシャ語なのですが、直訳をすれば“盲点”ということになります。もう少し平易な言葉を使えば『思い込み・信じ込み・決めつけ・固定観念』ということになるでしょう。私たちの日常生活で色々なスコトマがきっと存在しているのだと思います。