人間の神経系は、『真実だと考えたりイメージした』ことに適切に反応するようにできています。ポイントは、『真実だと思い込んだこと』の影響を受けるということです・・・・・真実ではないのに!
私も、幼稚園に入るころ身体が弱くて1年くらい医者に通院して治療を受けていました。小学校に入ってからもしばらくは、体育の授業は見学。いつの間にか、『自分は身体が弱いのだ』と思い込むようになりました。ところが、小学三年生の時に学校が合併になって、新築の校舎・新しい先生・新しい友達と私を取り巻く環境が激変したのです。
そして、体の弱い自分を知っている人たちも少なくなり、先生や友達は『私に普通に接してくれました』。こうして体育の授業やクラブ活動を通常に行っていくうちに『身体の弱い自分』って何だったろうと感じ始めました。
今考えると、《ビリーフ》の影響を受けていたのだと思います。この《ビリーフ》をポジティブに利用することもできると思います。砂糖でつくった錠剤を『とても良く効く薬ですよ』と与えられた患者さんに、本物の薬と同様の効果を発揮するというプラシーボ効果のようにです。
さて、あなたにマイナスの影響を与えている《ビリーフ》はありませんか?