《モチベーション》を考える

 今日は《モチベーション》について考えてみたいと思います。

 《モチベーション》を『やる気』ということにして進めてみますが、あなたも『やる気がなくなったり』『力が抜けたり』という経験をしていると思うのですが、いったいどんな時に起きていたでしょうか?

 《ピーターの法則》に当てはめてみると、【目標が達成された時に】力が抜けたり、やる気が出なくなったりします。例えば、入学したい大学があって高校時代は志望する大学の合格を目標に、一生懸命に勉強してあなたは見事に合格を実現します。すると、入学後になんだかちょっと力が抜け始めます。いわゆる【五月病】のような状況におちいってしまったりしますね。この状況はいったいどうしたということでしょうか。受験勉強の疲れが出たのでしょうか?違いますよね!おそらく、目標にしていたものが実現して、次の目標を見失ってしまっている為にやる気が出なくなっているのでしょう!ですから、この状態から抜け出すためには【魅力ある目標を見つけること】が、まずは重要だと思います。

 いま一つは、《無力感》に落ちて力が抜けたり、やる気が無くなったり、あきらめたりということがおきます。例を挙げれば、終末医療の現場ですが、かなり厳しい患者さんに精一杯の医療・看護を提供するわけですが(回復を期待して)患者さんは亡くなってしまいます。このような状況を繰返しているうちに《無力感》におちいっていきます。私がコンサルしている介護の現場でも似たようなことがおきていますね。特にまじめで・仕事に熱心な人たちにです。どうしたら良いのかを現在勉強中なのですが、マーチン・セリグマン博士の『楽観主義者・悲観主義者』のなかにヒントがありそうです。