《人に任せる》ということ

 リーダーシップのスタイルを4つの段階に分けて説明をしていますが、まずは4段階のステップの確認からです。

【リーダーシップのスタイル】
① 指示する
② コーチする
③ 支援する
④ 任せる
以上のスタイルを状況に応じて使い分けることになりますが、今日は《任せる》について考えたいと思います。

《任せる》と口で言うのは簡単ですが、一大事業です。
これまで自分がやっていた仕事を、部下に任せることが出来ないでいる新米管理職。
下請け業者に作業をさせても、自分が手直ししないと気がすまない担当者。
嫁に料理をさせても、最後に味付けをやり直さずにはいられない姑。

 これらの人たちは、責任感が強く、心配性です。同時に、自分以外の人の能力を、全く信用していない人とも言えます。

 従って、いつまでたってもやるべきことは減らず、懸案は増え、忙しさとストレスは膨らんでいく・・・ということになります。

『自分がやっても人がやっても、大して結果は変わらない』と、
ある部分ではそれを認めて、思い切りよく手放す訓練をする。一大事業と述べましたが、いったんできるようになると、本当に自分がやるべきことだけに集中できるようになります。組織が永続する為には、人に仕事を任せたり、知識や技術を伝承していくことは極めて大切な事だと思います。
 
 思い切って任せてみませんか!