コミュニ―ションの第一歩として『相手を褒めること』というふうに考えている方も多いのではないでしょうか!従前、コミュニケーション研修の内容の一部に【右隣の参加者の方に対して、三つ褒めてみて下さい】といったものを取り入れていました。
社内研修だと普段よく知っている方々なので褒めることも見つかることは当然だと思うのですが、オープンセミナーで初めてお会いする方だったりしても三の褒めることは見つかるものでした。その時皆さんに『褒められてイヤな気分になった人はいましたか?』とお聞きしましたが、『イヤだ!』と答えた方はほとんどいませんでした。
最近読んだ本に『相手を褒める』というと、少し上から目線の印象があります。との記載がありました。
確かに【相手を褒めなくては】と思いながらコミュニケーションを取ることにストレスを感じたり、相手からすれば『頼んでもないのに、軽い誉め言葉で褒めてあげている』といった態度に何か引っかかるものを感じたりします。
日頃、的を得た【誉め言葉】は、動機づけの視点から実に有効な手段だと感じています。ただ、日常のコミュニケーションや会話には【誉め言葉】ではなくて【感謝の言葉】が適切なのでしょうね!
感謝できる【行動や行為】を見つけて言葉にすることが、お互いにストレスが無くて良い関係を構築できるのだと思います。