10年以上前になりますが、グループの勉強会で講師の方が『人材、タレントこそ差別化の最大のポイントである』と話されました。以来そのことが私の頭の中にズットあります。
タレントとは、一般的には【才能がある】とか【個性的である】の意味で使われます。芸能界では名詞として【芸能人】ということになるのだと思います。
最近読んだ本から引用します。(蓬台浩明 著 社員をバーベキューに行かせよう)
社員のタレント性について考えてみたいと思います。みなさんから必要とされ、愛される人間にするには、どうすればよいのでしょうか。
タレント性があるということは、その人独自の個性や、内面的な魅力を評価した表現だと思います。その魅力を恒常的に発揮できるようになると、本当の意味でのタレントという意味になるのではないでしょうか。
私たちの会社では、お客様から名指しで誘われ、一緒に釣りに行ったり、サーフィンに行ったり、キャンプに行ったりする社員が少なくありません。芸能人ではなくても、お客様に魅力を感じていただき、人気を得ているという意味では、立派なタレントであると評価してよいでしょう。
タレント力を身につけるうえで、決して忘れてはならないことがあります。商品(自分)は、市場(他人)のためにあるということです。自分がなりたいものになるのではなくて、他人の期待に応えることです。これがタレント力の基本ではないでしょうか。
私は無理強いをしない範囲で、こんな発想で会社を経営しています。厳しさと楽しさを持ち、常にお客様に感動を与えながら、成長し続ける社風をつくろうとしています。
※毎週一回必ず社内でバーベキューを実施している興味深い会社です。