《バビロンの大富豪》

 最近『バビロンの大富豪』という本を読みました。

 ずいぶん以前に出版されている本のようですが、私は最近知りました。

 数千年前に栄えたとても豊かな国だったそうですが、裕福になった理由が書いてあります。

 当時バビロンにいた“アルカド”という賢者が国民に富める方法を教えているのです。その考え方が色々と書いてあるのですが、私が印象に残ったことが二つあります。

 その一つ目の教えは【収入の10分の1は貯蓄しましょう】ということです。とてもシンプルで解りやすいですね。収入以上に使ってしまうから問題が起きるのです。付け加えると、収入の1割を節約して生活しても従前と生活の質はほとんど変わらない、と書いてありました。

 2つ目の教えは【チャンスは皆に平等に与えられているから確実につかみましょう】ということです。チャンスの平等・結果の平等という表現がありますが、人事考課制度もチャンスの平等を柱にしているものと考えます。頑張った人・普通の人・少し足りなかった人、皆一律一緒という考え方が、結果の平等ということになるのでしょうが、これでは働く者たちの意欲はどうでしょう!人事制度の目的の一つに、頑張った人に報いるということがあります。まずは、頑張った人・普通の人・足りなかった人の確認を確実に実施することが大切になるのではないでしょうか。

 人事考課の時期なので感じたことを書いてみました。