読売新聞の投稿“ぷらざ”から
四年生の男の孫が10歳になった。娘からあまり聞きなれない『2分の1成人式』が小学校であると言われ、一月に参加してみた。20歳の半分の10歳まで元気に成長したことを祝う行事だ。
児童は総勢90人。少子化の時代、多く感じた。大勢の両親や祖父母で体育館はにぎわっていた。
歌と合奏で幕が開いた。軽快なリズムの音楽に寒さも吹っ飛ぶ思いだ。児童が壇上に上がり、これからの抱負を述べていった。皆しっかりとした口調で、ちゅうちょする様子もない。
中には、『お金をたくさんもうけてお母さんに楽をさせたい』と、殊勝なことを言う子もいた。
最後のほうで孫の順番が回ってきた。『おけいこを増やしてしっかりやりたい。お年寄りも大事にしたい』と、普段活発な子ではないが、大きな声ではっきりいっていた。意外としっかりしている、と感心した。
これからどんな大人になるのか。私も高齢なので新成人になるのを見届けられるかどうか。頑張っていきたいものだ。(杉並区・木村様 77歳)
何年か前に、自分の子供が10歳の時に“2分の1成人・アファメーション”を小学校に提案して、皆さんに書いて頂いたことを思い出しました。一人ひとりしっかりした目標を描いていた記憶があります。
その子たちが、今年成人を迎えます。10年前に書いた目標、今どうなっているか興味があります。