ここ二十数年人事考課制度の一環として【目標管理制度】の運用指導を実践してきました。人事考課制度の一部として運用する場合には、どのようにして最終の評価を決定するかといった視点が重要視されます。定性化目標の場合には特に以上のような傾向が見て取れます。
目標を持って業務にあたることの必要性については充分に認識を持たれているのだとは思うのですが、実務上は様々な抵抗に出会います。例えば、最初は目標の設定数を5つにしてスタートするのですが、時間の経過とともに設定数が減少してくる傾向にあります。今後人手不足の社会環境の中で増々進んでいくのではないかと懸念しております。
私は、目標管理制度は目標設定という手法を使用して日常業務や外部の環境に変化を起こすことだと考えています。プラスの変化を起こすことで効率的な業務遂行と働く者たちのゆとりを同時に実現する為の有効な手段だと思います。
『人手が足りない、時間がない』と言ってるだけでは、何の変化も起きません。目標管理制度を積極的に運用して業務改善に役立てて欲しいと願っています。