《個別面接について》

 毎年この時期には、個別面接を法人や企業に伺って実施しています。通常は私と代表と社員の三者面接の形態で、一人当り20分程の時間で“目標の確認” “業務質問票からの問題”について質問を中心に進めています。

 最近感じていることは、“目標の確認”では≪プロセスの実行計画と評価≫≪成果・結果の設定と評価≫が曖昧になっているということです。成果・結果の前にプロセスがあって、望ましい成果・結果をあげる為には“プロセスのクオリティー”を高めることの大切さを研修を通して繰り返して説明をしていることもあってか、一方の≪成果・結果のイメージ≫が明確になっていないといったことが起きてきまました。実行計画に基づいて着実にプロセスを積み上げることと、今一度最終結果のイメージを面接では強調しています。

 業務質問票には、各人から問題点やクレーム等について記入して面接に臨んで頂きます。第一線の現場で日常発生していることがよく分かるようです。私は外部の人間ですから専門的な事はよく分かりませんし、社員一人ひとりのことも分かりません。ただ、一緒に同席して頂いている代表には課題とか改善点とかが見えてくるようです。『エッ!そんなことが起きているのか?』といったようなことが時々あります。組織が徐々に拡大していくとトップとファーストラインとの距離が大きくなります。お客様と直接接触している第一線の現場で起きていることを定期的に把握する一つの方法として“三者面接”は大切な事だと実感しています。