《パレートの法則》は、80対20の法則と呼ばれていますが、パレートはいかなる論文においても『80対20』という言葉を使っていません。また、所得全体の80%が所得人口の20%に集中していると言ったわけでもありません。パレートの方程式から、そのような結論が導き出せるということなのです。
例えば、原因と結果、投入と産出、努力と報酬の間には、必ず不均衡が生じるというのが、80対20の法則です。
【ほとんど影響力のない多数】
【圧倒的な影響力をもつ少数】
※ 世界全体のエネルギーの約80%を、世界人口の約15%が消費
※ 世界中の資産の80%を、世界人口の25%が保有
※ 国民の20%、疾病の20%が、国民医療費の80%を使用
※ 上位20%の製品が、全利益の80%を占める
※ 全売上高の80%は、全顧客の20%からもたらされる
『価値の80%は全体の20%から生じ、一方、残り20%の価値は全体の80%から生じる』
色々なケースが考えられますが、ポイントは【成果の80%に影響を与える重要な20%】を見つけることです。そして重要なことが見つかったら、重要でない事柄の一部を削り、重要なことをもっとたくさんやるようにする、というだけのことです。
古い手法ですが、自社の商品分析・顧客分析・時間分析・を定期的にやってみてはいかがでしょうか!