※変化に敏感に対応しましょう 職場の教養より
テレビで野球中継を観ていると『●●投手のカーブの曲がり端を見事に打ちました』と、解説者が語っていることがあります。
打者の手元で鋭く曲がるように見えるカーブですが、実際には、投手の手を離れた後、緩やかに曲がり始めていることが、様々な実験で実証されています。
原因は目の錯覚によるものですが、人の感覚や思考についても、似たような事が起こり得ます。急に変わったように思える出来事も、気付かないだけで、実は以前から変化が始まっていた、ということがあるのです。
『急速に高齢化が進む社会』『急激に円安が進行した』などと耳にする場合も、必ずしも正しい表現とはいえないかもしれません。
社会情勢や文化、経済、自然環境など、変化は常に起こっています。特に、経営者や幹部社員には、変化に敏感であることが求められるでしょう。
魅力あるサービスや商品開発のため、時代の要求をいち早く察知して、タイムリーな業務改善を推し進めていきたいものです。