今日は、いま読んでいる本《EQトレーニング》外島裕著から私が現在関心のある項目について書きたいと思います。
テーマ【自尊感情】
自分の価値や能力について認める気持ちを『自尊感情』といいます。
自尊感情が高いと、自分について『これでよい』と思えることが多くなります。すると、より積極的に行動することができ、満足感も持ちやすくなり、結果的に、自分に対しても、相手に対しても、受け入れよう、認めようという気持ちを持ちやすくなるといわれています。これは、自分を信頼する力につながっています。
逆に、自尊感情が低い状態、つまり、『自分はこれでよい』と思えることが少ないと、相手をうらんだり、頼りすぎたり、攻撃的になったり、あるいは、自分を責めすぎたりします。
自尊感情は、これまで自分が成功したり失敗したりした経験や、周囲の人(親・家族・仲間・先生等)から認められる、褒められる、怒られるといった体験を通じて、高くなったり、低くなったりします。無視されたり、関心を向けられなかったりすると、もちろん自尊感情は極端に低いものになるでしょう。
テーマ【自己効力感】
『自己効力感』とは、自分自身が自分の行動の主人公だと思える感覚、また、自分自身の行動が効果的に作用したり、いろいろな出来事に影響を与えることができると思える感覚をいいます。
自己効力感を適度に持っていることは、『やろう』『やってみよう』『できるかもしれない』『やり通そう』といった思いや勇気につながります。
なお、自己効力感を高めるには、次のような方法が有効だと考えられています。
① 成功体験 実際にやってみて、『うまくいった』『できた』『やった!』という体験を積み重ねること。
② 代理体験 自分に似た他者のうまくやれている、できている行動や体験を見聞きすること。自分の可能性をも感じることができます。
③ 説 得 自分で自分に『できる』と言い聞かせたり、身近にいる人から適度に励まされたり、褒められたりすること。
④ 生理反応 緊張して震えたり、赤面するといった生理的に過剰な反応がある場合、適度なレベルの生理反応に戻すよう何らかのトレーニングをしたり、起きている生理反応について解釈しなおしたりすること。
モチベーションに影響を与えているようですね。