次のような考え方の癖を自覚するようであれば、試しに少し物事の見方を変えてみましょう。
➀ すべてか無かの思考・・・何事も0点か100点か、の採点基準しか持たない考え方
➁ 一般化のしすぎ・・・一回起こったことが何度も続くように感じてしまうこと
➂ 心のフィルター・・・良いことを無視して悪いことのみを残す
➃ マイナス思考・・・良いことまで悪く考えてしまう、悪質な認知のゆがみ
➄ 結論の飛躍した推論・・・人の心の読みすぎや先読みのしすぎ
➅ 拡大解釈と過小評価・・・悪いことを大きく、良いことを小さく見てしまうこと
➆ 感情的決めつけ・・・自分が感じているだけなのに証拠があるように確信してしまう
➇ すべき思考・・・わざわざ過度なプレッシャーを与えてしまう
➈ 誤ったレッテル貼り・・・一事が万事的な発想
➉ 個人化・・・自分に無関係なことまで関連づけてしまう
(寺下謙三クリニック院長 サイトより)
ネガティブな思考習慣を持つと6番の(悪いことを大きく見る)傾向や、悪いことがずっと続くと考えたりしますね。このような思考習慣を矯正するために、作家の五木寛之は『その日に起きた出来事を、良かったこと・悪かったことに分けて書き出す』といったことを進めています。出来事はニュートラルです。その出来事をポジティブに捉えるか、ネガティブに捉えるかは各人の認知によるものです。トレーニングが必要です。