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《震災から一年が経過しました》

 先週は、ずっと研修を実施しておりました。終わってから本を少し読んでいたのですが、【小澤征爾さんと音楽について話をする】村上春樹著です。
 たまたま対談の中で小澤征爾さんが、自分が日本で音響が一番良いと思っているコンサートホールについて語っている場面があります。そのホールというのが、『墨田トリフォニ―ホール』だったのです。最近コンサートに出かけることもなくなったせいもあり、ちょっと興味があったので『墨田トリフォ二―』をネットで調べたりして帰宅しました。【墨田トリフォニ―を私は知りませんでした】
 帰宅後テレビを見ていたら、3・11の特集だったのです。そして、その特番が三月11日の『墨田トリフォニ―』でのコンサートの様子だったんですね。新日本フィルのコンサートで『マーラーの5番』でした。チケットは、1800枚完売で当日ホールに来た観客は105名。震災にあってからコンサートを開催するという決断をし、コンサートが開始してから終了するまでのドキュメンタリーでした。
 演奏は、言葉で表現するには難しいのですが、とても素晴らしく感じました。観客のインタビュー等もあったり、妙なシンクロがあったりと色んな事を考え、感じた番組でした。
 たまには、クラシックのコンサートもいいかな!と思った1日でした。
 先日、気仙沼のお客様に出かけてきたのですが、まだ駅前に大きな船がそのままになっていました。早急な復興が望まれます。なんとかならないものでしょうか!

《明けましておめでとうございます》

 新年も早いもので四日となりました。弊社も年賀状を昨年末に何通か出したのですが、直接被害を受けたお客様も何社か有り、例年の文面と違った内容で【新年の御挨拶を記載しない】送付させて頂きました。

 昨年の書き込みは、私が業務として大切にしている二つの視点【ビジョンビルディング】と【ポテンシャルの発揮】を中心にしたものになっていたかと思います。組織も個人も目指すべき方向を明確に定めること【ビジョンビルディング】と潜在能力を発揮しながらそのビジョンの実現にチャレンジすることが大切だと考えます。

 今年も、このような視点で書き込みを続けてみたいと思っていますので、時々覘いてみてください。宜しくお願い致します。

《支援について》考える

 九月・十月と福祉施設を中心に個別面接、ОJTプログラム研修、問題解決プログラム研修と東北管内の複数の法人で実施しておりました。個別面接は、職員一人ひとりと『コミュニケーションシート』を使用して日常業務での問題・課題を中心に話を進めます。また各種プログラムの研修については、通常8名~12名の人数で色々なテーマについて受講生とやり取りをしながら進めていくことになるのですが、震災による影響のせいか【メンタルケア】の必要性を感じる職員が以前に比べて目につくようになりました。

 震災直後は、毎日が目まぐるしく過ぎてじっくりと考えるということがなかったのかもしれません。とにかく、目の前にあることを一つひとつ処理していかなければならなかったのでしょう。そのような状況から少し落ち着いてきた今、ドッと『精神的・肉体的疲れ』『喪失感』『無力感』が出てきているのではないかと感じました。

 そこで考えてみたいことは、やる気がダウンする状態の二つのパターンですが、1つ目は【目標達成による】喪失感、よく五月病を例に説明がなされています。二つ目は【目標未達成による】無力感、終末医療の現場で起きているようです。

 今日考えてみたいのは、二つ目の【目標未達成による】無力感、です。介護の現場でも終末医療の現場と似たようなことが起きています。若くして福祉・介護の志を高く入社した職員が現場に配属され一生懸命に介護に係るのですが、2年・3年して退職していくのです。特に真面目で一生懸命な職員から辞めていくのですが、とても残念なことです。このような現状の中で、上司として何か《支援》することは出来ないものでしょうか。

※考えられることは
① 話を聴く   【話を聴くことで半分以上解決すると思います】
② 支援する    【主導権を奪わないで支えてあげる】
③ フィードバック    【気付いたことを伝える】

 話を聴く為のスキル・支援のスキルが今大切だと感じました。

《プロフェショナル・NHK》を見て

    昨日は、久しぶりにNHKで《プロフェショナル》という番組を見ました。昨日のプロフェショナルは、料理家の栗原はるみさんでした。私は、普段料理の本とか雑誌を読む機会がないので良く知りませんでしたけど、昨日は番組を見ててプロだな!と感心しました。

    いくつか驚いたことがあったのですが、まずはレシピの数。年間400でいままでに4000のレシピを雑誌に発表したそうです。『年間365日なのにね』って笑って答えていました。次に栗原さんの目標ですが、『100人がレシピを見て料理を作って、100人全員が上手に料理を完成すること』なのだそうです。完成度100%ですね、凄いと思いました。原稿を編集者に渡すギリギリまでレシピを見直したり、火加減を現わす言葉を慎重に選んだり【中火の弱火等】、リンゴを使用したケーキの試作を50回も繰り返したりと、妥協しないで真摯に料理と向き合っている姿がとても勉強になりました。

    最後に、すっぴンの笑顔がとても素敵でした。昭和22年生まれには、とても感じられませんでしたね!

上京して気付いたこと

 久しぶりに酒田から、新潟経由で上京しました。昨年の夏以来ですから、そろそろ一年ぶりでしょうか。酒田は、まだまだ肌寒くて当然上着は必要なのですが、東京駅を降りた瞬間に『暑い』と感じました。多くの方々の、半袖やティーシャツに驚きでした。 続きを読む