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《読書の秋 Ⅲ》

 秋の夜長にちなんで、本を紹介しています。(私の個人的な好みです)

①夜と霧  ヴィクトール・フランクル著
 強制収容所での体験に基づいた人間観察(人間とは何か)を描いています

②ザ・シークレット  ロンダ・パーン著
 引き寄せの法則について多くの方々の言葉を引用しています

③運命を拓く  中村天風著
 昭和の偉大な経営コンサルタントの瞑想録です

④思考は現実化する  ナポレオン・ヒル著
 成功法則を分かり易く一冊の本にまとめてあります

⑤プロフェショナルの条件  ピーター・ドラッカー著
 成果の上げ方について解説しています

⑥生きがいの創造  飯田史彦著
 経営学の教授としては少し視点の違う本です

⑦失敗の本質  野中郁次郎他著
 戦略・組織論について世界大戦を分析して解説しています

⑧顧客満足創発のプロセス  岡本正耿著
 顧客第一主義経営、とても参考になりました

⑨心療内科  池見酉次郎著
 昭和三〇年代に出版された本ですが、興味深く読みました

⑩幸せの基本  船井幸雄著
 初めて読んだ船井さんの著書です

 以上今回は30冊紹介しました。

《読書の秋 Ⅱ》

 引き続き本の紹介です。(あくまで私の個人的な好みです)

①7つの習慣  スティーブン・コヴィー著
 言わずと知れた世界的ベストセラー

②こころを変えるNLP  スティーブン・アンドレアス著
 今話題のNLPのテクニックを解説しています

③心を上手に透視する方法  トルステン・ハーフェナ―著
 認知心理学・NLPについて、分かり易く書いています

④これから『正義』の話をしよう  マイケル・サンデル著
 一つの事実に対して、複数の視点から討論していく正解のない・・・出来事

⑤イノベーションのジレンマ  クレイトン・クリステンセン著
 持続的技術・破壊的技術の考え方が興味深い

⑥ビジョナリ―カンパニー  ジェームズ・コリンズ著
 100年企業の共通点が理解できます

⑦人を人として  藤田英夫著
 指示待ち人材の形成プロセスと彼らを目覚めさせるもの

⑧パラダイムの魔力  ジョエル・パーカー著
 固定観念に囚われることの怖さに気づかされます

⑨人を助けるとはどういうことか  エドガー・シャイン著
 支援について考えさせられました

⑩聞く力  阿川佐和子著
 テレビタックルの名さばき! 楽しく読めました

 次回に続く

《読書の秋です》

 今日は、読書の秋にちなんで本を何冊かご紹介します。(あくまでも私の個人的な好みです)

①選択の科学  シ―ナ・アイエンガ―著
 人生は、選択の連続です。選択について興味深いことがたくさん記載されています。

②世界でひとつだけの幸せ マーティン・セリグマン著
 ポジティブ心理学を分かり易く説明しています。

③影響力の武器  ロバート・チャルディーニ著
 人の態度や行動に影響を与える心理的な力について解説しています。

④知識創造の経営  野中郁次郎著
 ミドルアップダウンの組織運営について教えてくれています。

⑤ザ・ゴールⅠ・Ⅱ  エリヤフ・ゴールドラット著
 制約条件・全体最適・部分最適・思考プロセスが理解できます。

⑥競争の戦略  マイケル・ポーター著
 少し古いですが、ライフサイクル・差別化戦略・現状分析について説明しています。

⑦インサイト  涌谷功著
 消費者の気持ちがマーケティングにどのように影響を与えるかを研究しています。

⑧看護崩壊  小林美希著
 医療・福祉の労働環境と看護職員・介護職員の人手不足問題がありありと描かれています。

⑨生命のバカぢから  村上和雄著
 潜在能力と遺伝子の関係を、オン・オフという表現で分かり易く説明しています。

⑩大往生したけりゃ医療とかかわるな  中村仁一著
 自然死を勧めているのだろうと私は感じました。

 次回もう少し紹介します。

《野球が盛り上がっています》

野球に関心がなくなって久しいのですが、今年はこのところテレビにくぎ付けです。楽天イーグルスの戦いぶりにワクワクさせられていますが、3勝2敗楽天優勢のなか週末の仙台での連戦が楽しみです。個人的には楽天を応援しています。

また、メジャーリーグでは上原が頑張っていますね。こちらのほうも連日テレビで放送されていましたけど、読売新聞の記事から一部紹介します。
《最高の笑顔の陰で流された汗と涙》
ベースボールの本場・アメリカで迎えた5年目のシーズン。上原浩治選手は目覚ましい活躍でチームを栄光の舞台へと導き、ボストンはもとより、全米の人々を熱狂させた。大一番でのMVPをはじめとする抜群の成績と愛すべきキャラクターは目の肥えたファンを魅了し、彼は個人としても大きな名声を手にしている。
眩しいほどの輝きを放す上原選手だが、決してエリート街道を歩いてきたわけではない。高校時代は控えに甘んじ、大学受験に失敗して浪人も経験、プロ入り後も苦労を重ねてきた。苦しい立場にあっても諦めずに努力し、挑戦し続ける『雑草魂』で幾多の試練を乗り越えた上原選手は、38歳という年齢にして、ついに世界屈指のクローザ―へと上り詰めた。

私は、上原選手へのインタビューで『僕は、負けず嫌いなんです』という言葉が記憶に残っていますね。

《 新米 》

 ダスキンさんの情報誌に載っていた記事に、思わずニッコリしました。ご案内します。

 ご飯のおいしい季節ですね。ご飯といえば、炊飯器。最近は種類も豊富で、電気店に行くとご飯がおいしく炊ける賢いお釜がズラリと並んでいますね。
 『我が家のお釜も賢いんです』喋るんです。夜お米を洗ってタイマーをセットすると『予約カ承りました。明日午前七時に炊きあがります。おやすみなさい』っていうんです。これが愛おしくて。私もお釜に『おやすみなさい』って声かけて寝るんです。
 朝は朝でピーっと鳴って『炊きあがりました。おはようございます』って元気いっぱい。
 ある日のこと、内釜を洗おうと思って取り出すと『内釜がありません。内釜がありません!』ってお釜が大騒ぎ。私は驚いて内釜を元に戻して『ここにあるから、大丈夫やで』となだめたら、ピタッと止まりますねん。ほんま、賢いわ。
 『ご意見があればどうぞ』とハガキが入っていたので、書かせて頂きました。『喋るお釜に感動しました。できればあとボタン3つお願いします。①押したら、コーヒーでも飲みませんか! ②押したら、この頃キレイになったね! ③押したら、食事に行きませんか!っていうボタン』そんなん言うてくれたらどこでも行くデー!!
 
 機械の進歩にただただ驚かされます。
  

《アスペルガ―症候群》

 こんな記事を見かけました。

 これほどヒドイとは思いませんでした。職場の責任者が困ってしまい、これでは彼を使う為にもう一人指導者が必要になる。一人欠員になってもいいから彼を引き取ってくれと言ってきています。(アスペルガ―症候群とは、相手の感情や気持ちを読み取ることができず、コミュニケーションに問題が生ずる発達障害のこと)
 問題の彼は、新卒で定期採用されました。大卒で成績も特に悪くなかったので採用しました。あとから考えると少し対応に違和感があったのですが、人手不足でもあったので採用したのです。
 三ヶ月の試用期間がありましたが、服務規律違反もなく本採用にしてしまったのが実態です。職場の責任者が近くの病院に連れて行きましたが、専門医でないと確かな事は分からないということで、今まで時間が過ぎてしまい、頭を抱えています。

 私が、アスペルガ―症候群のことを知ったのは昨年の夏でした。久しぶりに大学の親友とお酒をかわしながら話をしていた時に、彼の長男がアスペルガ―であることを聞きました。私には初めて耳にする言葉だったのですが、長男は普通に高校に通学していて知能の方は問題がないようでした。症状としては【何か一つのことに夢中になって他のことが見えなくなってしまうそうです。長男の場合はゲーム】誰でも、何かにのめり込んで夢中になって我を忘れることがあるのだとは思いますが、その状態が少し強いのだと思います。
 最近私も、現場で研修や個別面接を通じて【アスペルガ―】かな?と感じる方々にお会いすることがあります。教育・環境、何がそうさせるのかは分かりませんが、難しい時代に入ってきました。
 商品を製造するのも
 サービスを提供するのも
 商品を販売するのも
 人 です!!    人を継続的に教育・育成することが求められています。

《もつれた心ほぐします》

 読売新聞の人生相談で、精神科医の野村総一郎さんが時々回答を出しています。なかなかの回答に思わずうなることもありますが、一冊の本にしたものが出版されていますので、今日は一つご紹介します。

【いじめられ退職、悔しい】・・・・・仕返しをしたくなる自分が嫌に
 40代女性。2年前、職場でいじめに遭い、10年間勤めていた仕事をやめました。そのことは家族にも話し、理解してもらっています。新しい仕事も見つかり、同僚にも恵まれています。友人もおり、家庭内にも問題はなく、今は充実した生活を送っています。
 ところが、いじめられた記憶がいまだに残っているのです。時がたてば忘れられるだろうと思っていたのに、憎しみは増すばかりです。
 当時私をいじめた女性は不倫をしていました。相手の男性が私にも言い寄ったことを知り嫉妬したようです。もちろん私はその男性とは何もありません。事情が事情だけに私は上司に説明できませんでした。逆に悪者にされ退職しました。そのことを思い出すと悲しくなり、女性に仕返ししたくなるのです。そんな自分が嫌になります。   (東京・L子)

【アドバイス】・・・・・・あなたの対応は正しかった。過去にこだわっては損するだけ
 これは悔しいですね、いじめの内容が詳しく書いてあるわけではないんですが、それでも、読んでいる私も悔しくなって、『なんてひきょうな!』と思わず叫んでしまったほどです。何しろ10年も勤めていた仕事を不当な理由で辞めざるをえなかったんですからね。
 ただその一方で、この時のあなたの対応はなかなか良かったようにも思えます。もしあなたが弁舌さわやかに相手の不倫や嫉妬心のことを述べてたらどうなったか?これは証拠立てることが難しいし、おそらく仕事に直接関係しない事柄だけに、あなたの方が卑劣の誹りを受け、相手はさらにひどい手を使ってあなたを攻撃したかもしれない。仕事を辞めたのは確かに不当で残念な事ですが、現在の職場や家庭の充実を考えると、それすらも結果論としては悪くなかったんです。
 多くの人が心に忘れられないトラウマ(精神的外傷)を抱えているものです。それが現在に直接影を落としていないとすれば、やはり現実生活でそのことにこだわっては損をするだけです。トラウマを忘れる為には何らかの象徴的な、ある種の儀式的行動が必要とも言われます。この欄への投稿自体がそのような役割を果たせたらすごくうれしいです。

 最近は、70代の年配の方々の投稿が結構ありますね。
 
 
 

《国民栄誉賞》

 今日は、ミスターと松井選手の国民栄誉賞授与の日ですけど、この国民栄誉賞の第1号は王さんなんですね。そこで王さんの回想録を紹介したいと思います。

『努力しても報われないことがあるだろうか。たとえ結果に結びつかなくても、努力したということが必ずや生きてくるのではないだろうか。それでも報われないとしたら、それはまだ、努力とはいえないのではないだろうか』
 
 王さんは、昭和34年に読売ジャイアンツに入団。チームの主軸として活躍し、引退するまでの22年間に、868本のホームランを放った。『世界の本塁打王』と称賛されている。
 実は、そんな王さんも入団後3年間は『三振王』とヤジられるほど低迷が続く選手だった。
 どん底で迎えた4年目、劇的に生まれ変わった。いきなりホームランを連発するようになり、その年の本塁打王に輝いている。
 一本足打法を考案した荒川コーチは、次のようにコメントしている。
『朝4時起床、寒稽古に始まり、素振り、その日の試合をやって、また素振り、終わるのが深夜0時ということはたくさんあったし、朝までバットを振らせ続けるのもしばしば。これは遠征先でもそうだった。それを見た川上監督がたいそう驚いたのをよく覚えている。それに何が大事かって! 毎日やることが大切だった。努力というものは毎日の積み重ねだから、けっして休んではいけないんですよ』 

 私の記憶の中にもあるのですが、昭和46年9月15日の巨人対阪神戦。(何度か再放送されています)
 王さんは、江夏投手に翻弄され、3打席連続三振を喫してしまった。9回の表4打席目が回ってきた。フルカウントからの内閣ストレートを渾身の力を込めてたたいた。打球はライトのラッキーゾーンへ飛込み、逆転のホームランとなった。世界記録868本のホームランの中で、目に涙を浮かべてダイヤモンドを回ったのは、この一本だけだったという。
『長期スランプのどん底で打ったホームラン。だからよけいに嬉しかった。涙が出るのも当然だった。“努力”すれば必ず報われるんだ、ということが嬉しかった』
 王さんの言葉には、ひたすら努力に徹した人の重みがある。

《やるか、やらないか》

 毎月一回ダスキンさんが持参して下さる『喜びのタネまき新聞』を楽しく読ませて頂いてますが、今月号は自分と少しカブルところがあって興味深く感じました。

 “やるか、やらないか”  ダスキン社長 山村輝治
 先日、大学で講演をする機会をいただきました。1200名もの学生を前にしての話は初めてで緊張しましたが、これまでの人生で経験したことを中心に話をしました。
 まだまだ人生の半ばで、失敗ばかりしていますが、人前で話す機会をいただいて多くのことを学びました。学生たちはノートを取りながら耳を傾けてくれましたが、自分自身が一番勉強になりました。語る内容を考え、資料を作り、話の筋道を考えながら何度もリハーサルを重ねました。そうしているうちに、改めて、自分は多くの人たちから教えられ、学ぶことの多かったことに感謝の気持ちが溢れてきました。
 誰でも人前で話すのは苦手で緊張するものです。困難な事に遭遇するとつい逃げたくなるし、楽な方向に向かいがち。苦手な事を一つひとつ乗り越えることが成長につながるはず、講演も天が与えて下さった学びの場、とお受けしたのです。
 生きている限り楽しいことばかりではありません。苦しいことや悩むことに必ず出会う。そんな時に『やるか、やらないか』の二つの道があれば、気持ちを前向きに『一歩前へ。進んでやるか!』という気持ちを持ってこれからも歩んでいきたいと思っています。

 よく言われることですが“やるという選択もリスクテイク、やらないという選択もリスクテイク”だとするならば、やるという選択!!迷った時には、まずは行動するということなんでしょうね、

《終末医療を考える》

今、介護福祉の現場で『以前は病院から胃瘻の処置をされて利用者の方々が施設に帰ってきてたけど、最近胃瘻の処置をしなくなりました』と言ったようなことを耳にするようになりました。
2006年の新聞記事ですが、ご案内します。
医師による安楽死の疑いがあるとして同病院が県警に通報。県警は、殺人の疑いもあるとみて、外科医師らから人工呼吸器を取り外した経緯などを詳しく聞いている。病院側によると、亡くなった7人はいずれも高齢で、終末医療を受けていた。人工呼吸器の取り外しについては、『病院としては家族の同意を得ていると認識している』としている。射水市によると、この外科医は95年4月から同病院に勤務。昨年10月、受け持っていた70歳代後半の男性患者について、人工呼吸器を外したいと院長に申し出たが拒否されたという。
このため、同病院が内部調査を始め、それ以前の外科医師による人工呼吸器取り外しと、患者7人の死亡を確認。昨年10月、県警に通報した。外科医師は、自宅待機を命じられた。
人工呼吸器を外した経緯については、患者からのはっきりした意思表示は無く、医者と家族との『阿吽の呼吸』で決められた、と外科医は語っている。呼吸器を外すことについて書面による同意は家族から取っておらず、事件以降同病院では書面による同意をとるようにと方針を決めたそうである。ただし、亡くなった患者さんの家族からは誰一人、この先生に対する批判らしい意見はなく、全員が感謝していたとのことである。

家族の同意があれば、無罪になるのでしょうか?家族の治療の打ち切りに署名する時の気持ちってどうなんでしょう?高齢化社会をむかえて皆で考えなければならない大きな問題だと考えます。

少し外れるかもしれませんが、最後にこんなエピソードを!!
『近畿大学の小児科だったと記憶しているが、末期の小児患者がいよいよという時には、全ての生命維持のための管を外すという。なんのために?最後の瞬間、親に抱いてもらうために』