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《セミナーのご案内》

 定期的に東北各地でセミナーを開催してきました。

 今回は、宮城県古川で大変懇意にさせて頂いてる【有限会社 N&N】様の企画で人事セミナーを開催します。次のような内容で進めていきますので、関心のある方はメールをお待ちしてます。

 テーマ・・・深刻な人材不足とどう向き合うか
 日 時・・・28年6月17日(金) 13時半~16時
 場 所・・・古川商工会議所  宮城県大崎市古川東町5ー46
 講 師・・・老人保健施設リバーサイト春圃 施設長 吉田真一郎様
 講 師・・・経営システム研究室      代 表 佐藤幸弘  
 料 金・・・12,000円

 リバーサイト春圃様は、震災のため従来の施設は全壊し新たに4階建の施設をオープンし見事に復活されました。新規オープンにあたっては、人材が確保できるか心配した面もありますが、順調に進んでいます。新卒の採用・中途職員の採用・教育と人材育成に大変積極的に取り組んでいます。今回は、施設長様から“我が施設の人事戦略”について大いに語っていただきます。

 私のほうも組織運営の話になりますが、医療・福祉の現場で採用されている“人事考課制度”について、今一度原点に帰って考え、提案をしてみたいと思っています。

 近い距離感での勉強会です。質疑応答等々ザックバランなセミナーにしたいと企画しました。

    

《介護施設での研修》

 昨日は、次世代リーダー養成のための研修を介護施設で実施しました。医療・福祉法人のお客様が多いので、こうして出向くチャンスがたくさんあります。私としてのメリットは、同業他社の比較が出来ることです。研修を通じて職員の方々と双方向のコミュニケーションを取らせて頂くことで、組織カルチャーの違いを感じることが出来るわけです。

 研修の多くは、ケーススタディーが中心です。人事考課の事例研修、業務改善の事例研修、目標管理の事例研修等々ですが、職員の方々のレベルの高さに驚かされます。“ゆとり世代”などと言われていますが、二十代・三十代に優秀な方々が多いです。職業柄なのか、優しくて・人の話が聴ける集団のように思います。

 体系的にしっかりした教育プログラムで育成していくと、更に良い人材が増えると思うのですが、多くの法人では、そもそも教育プログラムのようなものすらなくて、思いつきで研修実施が繰り返されているように感じます。優れた人材の可能性を秘めた若い世代に、体系的な教育プログラムを投入することで、業界全体の質の向上につながると感じた研修でした。

《川崎の虐待転落死を考える》

 このところ、テレビで“川崎市の有料老人ホーム虐待転落死事件”が繰り返し報道されています。当初容疑者である介護員の男性は、インタビューに対しても否認していました。介護施設の研修で、介護員の方々と“虐待について議論”をすることがありますが、『自分の感情をコントロール出来なくなりそうな時はあります。』と、正直な発言をされることがあります。

 夜勤が続いて疲れがたまっていたり、家庭でイライラすることがあったりと日常的に色んなことがあります。仕事とは割り切っているつもりでもついつい“カッとなったり、イラッとなったり”するのが人間なのだと思います。

 あるマスメディアの報道では、低賃金が虐待の原因であるような論調になっていました。介護員・保育士の低賃金の話題には事欠きませんが、処遇改善をすることで解決できることなのでしょうか!多くの賃金をもらうことができるに越したことはありませんが、どうも腑に落ちません。

 対策の一つは、労働環境の改善(労働時間)と職員に対する倫理研修が大切だと感じています。

《新年明けましておめでとうございます》

 新年明けましておめでとうございます。
 本年も宜しくお願い致します。

 28年もスタートして早くも五日目になりました。ウカウカしていると春になり、暑い夏を迎え、いつの間にか秋になってしまった、というようなことになりませんように1日1日を大切に過ごしていきたいと思います。

 【一年の計は元旦にあり】といいます。まずは本年の目標設定をしてみませんか。
 3つのポイントを意識して設定しましょう。
◎肯定的(ポジティブ)な言葉を使いましょう。
◎挑戦的な目標にしましょう。
◎具体的・明確な目標にしましょう。

 今年は、あなたにとって素晴らしい年になることを御祈念致します。 

《五〇〇件目の投稿になりました》

 今日は、中・高校生の投稿を御案内します。

【苦手な人と話し成長】

 クラスメートの悪口を言ったとき、母は『良かったね、その人に出会えて!』と言った。皮肉だろうと思ったが、続く言葉に驚いた。

 『社会にはいろんな人がいて、出会えたことで修行を積める。あなたを成長させてくれる先生だね!』

 苦手と感じる人にも積極的に話しかけてみた。すると、その人の長所が見えてきて、良い人と感じることも多くなった。嫌いな人が減り、世界が広くなった気がする。

 高校生 米村麻耶子 (熊本市)

【席替えの楽しみ】

 席替えの日は、どこの席がいいか、などと想像してドキドキします。席を替えることがきっかけで、あまり話すことがなかった人と仲良くなったり、今まで見えなかったところが見えたりもします。

 席替えのような小さな出来事にも、いろいろな意味があるのだと思います。すべてのことに意味があり、何かの役に立っているのだと思います。落ち込んだ時、そう考えると楽になると思います。

 中学生 藤川晃多 (東京都町田市)

《手抜き工事に揺れる》

 読売新聞 “編集手帳”より

 黒沢明監督が『用心棒』を撮影しているとき、米国の婦人が五人ほど見学に訪れた。やがて全員が真っ青になり、うち一人は気絶しかけた。血まみれの宿場町が舞台だが、体調不良の原因は“におい”であったという。

 黒沢監督がある対談で回想している。『セットが血だらけで、それににおいをつけたんですよ(笑)。赤い塗料に重油かなんかまぜてね、いやなにおいがするように。奥方たちが青くなってひっくり返りそうになるわけです。』

 臭気はカメラに写らない。見えない部分にも神経を使う。名作とはそのようにして生まれるらしい。

 『星とたんぽぽ』という金子みすずの詩がある。
 “見えぬけれどもあるんだよ・・・ 春のくるまでかくれてる  つよいその根は眼にみえぬ。”

 目に見える花以上に、目に見えない根を貴ぶのは映画に限らず、日本が誇るもの作りの文化である・・・いや、文化であった。目に見えないところで手を抜いた事件に揺れながら、今日は“文化の日”である。

 岩盤に打ち込む杭もいわば、“用心棒”地震に用心する棒である。でたらめで信用ならぬ用心棒の放った悪臭に、世間の顔面蒼白が続く。

 

《大人の発達障害》

 最近、耳にするようになった“アスペルガ―症候群”
 読売新聞で特集記事にしていましたのでご案内します。

≪30代になって病気と診断≫
 昭和大烏山病院に勤める堀越さん(40)は、幼いころから一人で遊ぶのが好きで、パズルやブロックに夢中になっていた。世間話ができず、聞くだけでも苦痛に感じることがある。サラリーマンは不向きと自覚し、研究者を目指していた。
 東京大学で物理学を専攻して大学院修士課程に進んだが、修士2年になった春に『君は研究者に向いていない。就職活動をしたほうがよい』と、指導教官に告げられ、以来自宅に引きこもるようになった。
 心配した教官の勧めで病院を受診。うつ病と診断され、抗うつ治療を始めたが意欲がわかず大学院を中退した。
 その後は、深夜から朝までインターネット漬けか、趣味のピアノに没頭した。
 30代の半ば頃に、インターネットで知った発達障害が、自分の症状と共通しているように思えた。
 堀越さんは2008年に昭和大烏山病院でアスペルガ―症候群と診断される。
 アスペルガ―症候群は、脳機能の偏りから引き起こされる『発達障害』の一つで、人との交流や意思疎通などに困難を抱える。子どもの頃に発病するが、見過ごされることも多い。
 堀越さんの主治医で、同病院の院長 岩波明さんは『大人になり発達障害と分かっても諦めず、適切な治療を受け、他人にどう対処していくかを学べば、社会復帰の道につながる』と強調する。

 ある資料によると、100人に0.5人の割合で存在するといわれています。これから始まる“ストレスチェック”とあわせて対応していかなければならない課題です。

《出来ることから始めましょう》

 南米アンデスには、古来より伝わる『ハチドリのひとしずく』という物語があります。森に火災が広がってしまった時、ハチドリは、口ばしで水を運び、たった一羽で火を消そうとしました。

 他の動物たちは、われ先に逃げ出し『そんなことして何になるんだ』と笑いましたが、ハチドリはこう答えました。『私は、私にできることをしているの』

 ハチドリは、世界で最も小さな種類の鳥です。しかし、もしハチドリが数百万、数千万羽と集まったら、山火事を消すことができるかもしれません。

 職場に山積する、一人ではどうすることもできない大きく複雑な問題も、小さな一歩から解決につながります。

 『自分には関係ない』『自分の力ではどうすることもできない』と目を背けずに、『自分にできることは何か』を考えて行動を始める。そこには必ず応援者が集まり、大きな力を与えてくれるはずです。

 まず、あなたが最初の一羽になりましょう。

 職場の教養より

《知恵を働かせましょう》

 今日、日曜日は“サザエさん”がありますね。その中で、『七等分の天才』という題の話があります。

 目の前にケーキがあったとします。そのケーキを七人で食べる時に、うまく同じ大きさで取り分けるには、どのようなやり方があるでしょう!

 サザエさんの弟カツオは、パームクーヘンでも、羊羹でも、メロンでも、何でも器用に七等分に切り分けます。

 『手品みたい!』『定規を使っているの?』と皆、不思議がりますが、『うちは七人家族だから、身体が覚えているんだよ!』と、カツオは得意げです。

 番組の後半で、七等分の秘密が明らかになります。実は、カツオは普通に八等分に切って、そのうちの一個をこっそり隠していたのです。残りの一個は、後でこっそり食べるか、飼い猫のタマにあげていたのかもしれません。

 悪知恵といえばそれまでですが、こうした機知が物を言う場面は、人生でも多くあるでしょう。固定観念を捨て、柔軟に物事に向かう時、カツオのように思いがけない妙手が生まれるかもしれません。

 職場の教養より 

《“あれ”はどれ?》

 日本語では、近くを指して『これ・ここ』と言い、中間のものは『それ・そこ』と言います。遠くのものは『あれ・あそこ』、不確定のものは『どれ・どこ』などと表現します。

 これらの指示語は、最初の一文字をとって≪こそあど言葉≫と呼びます。≪こそあど≫の部分を変えるだけで、様々な距離感を表現できる便利な言葉ですが、使い方によっては、話し手の意図が聞き手に伝わらない場合があります。

 比較的近い対象について『これ・それ』と指し示せば、聞き手はすぐに理解できます。しかし、唐突に『あの件について』『あれはどうした?』と言われると、聞き手はすぐに理解できず、間違いや誤解も生じてきます。

 ≪こそあど言葉≫の中でも、『あれ・あちら・あそこ・あの』など、『あ』を使う際には、前後に説明を加えるなどの配慮が必要でしょう。

 特に重要な事柄を伝える場合には、できる限り、具体的かつ明確な言葉を使って、用件が正しく相手に伝わるよう心がけていきたいものです。

 職場の教養から