モチベーション」カテゴリーアーカイブ

《頭ごなしの叱責は逆効果》

 読売新聞の記事より

 『進路を決める時期だね』と聞いたら、寝耳に水の答え。『まじめに答えろ』と思う気持ちはわかりますけど、感情のままにどなってみても、解決にはつながりません。

 東京学芸大学の相川教授も《頭ごなしの叱責は逆効果》と諭します。親への反発心が旺盛な思春期は、何かしようと思っている時に『しなさい』と言われたら、逆にしないのが特徴。怒っても反射的にあらがうだけだそうです。

 ではどうするか。お勧めはやはり『徹底的に話を聴くこと』とか。ただし、まず『夢を持つのは素晴らしい』という立場を示すのが肝要です。

 そして、『何故タレントなのか?』『どうやってなるのか!』などと詳しく訊ね、不明な点は子供に調べさせます。その過程で、夢が現実なのか、心構えや準備はどうかといった点について、親子で認識を深めるのです。

 親としての意見を伝えるのは最後。『やめなさい』と命令するのではなく、『お父さんは心配だ』と柔らかく気持ちを伝えましょう。やり取りを重ねるうちに親子の絆が強まると確信します。

 【目標・夢・理想】を持つことの大切さ、【Iメッセージ】で伝えるコミュニケーションスキルが紹介されていますね。

《モチベーション》を考える

 今日は《モチベーション》について考えてみたいと思います。

 《モチベーション》を『やる気』ということにして進めてみますが、あなたも『やる気がなくなったり』『力が抜けたり』という経験をしていると思うのですが、いったいどんな時に起きていたでしょうか?

 《ピーターの法則》に当てはめてみると、【目標が達成された時に】力が抜けたり、やる気が出なくなったりします。例えば、入学したい大学があって高校時代は志望する大学の合格を目標に、一生懸命に勉強してあなたは見事に合格を実現します。すると、入学後になんだかちょっと力が抜け始めます。いわゆる【五月病】のような状況におちいってしまったりしますね。この状況はいったいどうしたということでしょうか。受験勉強の疲れが出たのでしょうか?違いますよね!おそらく、目標にしていたものが実現して、次の目標を見失ってしまっている為にやる気が出なくなっているのでしょう!ですから、この状態から抜け出すためには【魅力ある目標を見つけること】が、まずは重要だと思います。

 いま一つは、《無力感》に落ちて力が抜けたり、やる気が無くなったり、あきらめたりということがおきます。例を挙げれば、終末医療の現場ですが、かなり厳しい患者さんに精一杯の医療・看護を提供するわけですが(回復を期待して)患者さんは亡くなってしまいます。このような状況を繰返しているうちに《無力感》におちいっていきます。私がコンサルしている介護の現場でも似たようなことがおきていますね。特にまじめで・仕事に熱心な人たちにです。どうしたら良いのかを現在勉強中なのですが、マーチン・セリグマン博士の『楽観主義者・悲観主義者』のなかにヒントがありそうです。

《頑張れ》と言われたら、なんて答えますか?

 今日は、寒河江にお住まいの≪鈴木一作≫さんの作品を書き込みます。

 タイトル《頑張れ》と言われたら!

 酒田市の港南小学校で講演した折、私は児童らに『頑張れって言われたら何て答える?』と尋ねました。すると、『はい』とか『頑張ります』とか『頑張ってるよ』といった返事が元気に飛び交う中、最前列の一年生が『ありがとう』と呟いたのです。 続きを読む

《頑張って》の使い方

 今から三十年程前になりますが、先輩に勧められてセミナーを受講した経験があります。【株式会社 コーチ・21】が以前は【株式会社 IBD】という組織で活動してしたのですが、主催していたのは【株式会社 IBD】でした。東京の芝にある増上寺というお寺さんのセミナールームを使用して、3日間のワークショップを中心にしたセミナーです。 続きを読む

《ピグマリオン効果》について考える

 《ピグマリオン効果》という言葉は聞いたことがありますか?

 《ピグマリオン効果》とは、人は認められれば、期待に応えた行動をするという心理学の理論です。
 ※ あなたも期待されれば、それに応えるように振る舞う。 ⇒⇒⇒ 自分が変わる
 ※ 他 人も期待されれば、 続きを読む

『モチベーション』を考える 最終回

 内発的動機・外発的動機・制限的動機について考えてきましたが、今日は最後に《禁止的な動機づけ》について考えてみたいと思います。
 物事がうまく出来なかったとき、否定的に『私には出来ない』と自己対話を繰り返していることはありませんか?確かに『出来ない』こともあります。 続きを読む

『モチベーション』を考える 第四回

 《マズローの欲求5段階説》については本などで時々目にしますね。内容をちょっと確認してみたいと思います。

 マズローによると人間の欲求は5つの階層に分かれており
 下から、1段階  生理的欲求    《食欲・睡眠・衣服等》 続きを読む

『モチベーション』を考える 第三回

 制限されたネガティブな動機づけと、外発・内発的といったポジティブな動機づけについて考えてきました。後者の外発的動機も、報酬・褒章・表彰といった外部刺激を求めるという意味からすれば、積極的でありポジティブということになるわけです。ただ、内発的動機(自己実現動機)と比較すると、外発的動機によるモチベーション維持の場合には、 続きを読む

『モチベーション』を考える第二回

 今日は、前回に引き続き『モチベーション』について考えたいと思います。
 制限的動機については前回書きましたが、今日は『外発的動機』『内発的動機』について確認してみたいと思います。この二つの動機の違いは、外部からの刺激(報酬・褒章・表彰)なのか、内部からの刺激(◎◎したい)によるものなのかでした。 続きを読む

『モチベーション』を考える

 今日は、『モチベーション』《動機付け・やる気》について考えてみたいと思います。
 まずは、『動機付け』を三つに分けて整理します。
 ① 外発的動機   『報酬・褒章・表彰』等の外部からの刺激による動機付け
 ② 内発的動機  続きを読む