お客様で、私の尊敬する施設長が“職員研修”で使用した資料からご案内します。
【リーダーに期待すること】
当法人としての方針を実行するためにリーダーは自分で理解し部下に伝えてまとめていく役目です。
職場リーダーは、リーダーと言っても現実にはプレーヤーとして一般職員と同じように日常業務の一部を担当することが多いですが、期待される役割意識や役割行動には大きな違いがあり、そこに職場リーダーとしての意識付けの必要性が生まれてきます。
職場リーダーはチームの責任者です。チームとしての業務を責任をもって遂行しなければなりません。しかもこれは自分がプレーヤーとして遂行するのではなくチームメンバーである職員を活用し、育成しながら相乗効果を高めなければならないのです。そしてリーダーは上下左右をつなぐ連結ピンの役割行動が期待されるのです。
実際に方針どおり実行してみて自分たちにとって不具合な点があれば単にその部分だけをとらえて“きつい”とか“できない”とか言うのではなくて、どうしたら可能になるか!提案してほしいのです。
組織というものは一般的に保守的です。仮に変化の必要性が認識されたとしても自分にとって都合の悪いものは、できれば取り入れたくないもので“大した問題でない” “一生懸命やっていれば悪いはずがない”といった理由づけをして関わろうとしないものです。長い年月の中で培われて身につけた考え方や価値観・行動形態はなかなか自分では変えれないのです。
従って組織の体質・風土を変えるには組織運営の仕組みや人事制度の変更等による制度面の改革によることが大切で、それに伴い組織員も変わるものなのです。
※次回は【リーダーとして人を動かすには】です。