ライフサイクルに対応した全体的な経営戦略
※導入期(種をまく)・・・問題児
マーケットシェアの拡大戦略
研究・開発とリエンジニアリング戦略
※成長期(育てる)・・・花形スター
価格や品質イメージ戦略
マーケティングが重要な戦略になる
※成熟期(収穫する)・・・金のなる木
コスト面での競争戦略
フォーカスエリア戦略
※衰退期(耕す・種をまく)・・・負け犬
コストコントロール戦略
自社の置かれている環境と発展段階に対応した経営戦略が必要です。
ライフサイクルに対応した全体的な経営戦略
※導入期(種をまく)・・・問題児
マーケットシェアの拡大戦略
研究・開発とリエンジニアリング戦略
※成長期(育てる)・・・花形スター
価格や品質イメージ戦略
マーケティングが重要な戦略になる
※成熟期(収穫する)・・・金のなる木
コスト面での競争戦略
フォーカスエリア戦略
※衰退期(耕す・種をまく)・・・負け犬
コストコントロール戦略
自社の置かれている環境と発展段階に対応した経営戦略が必要です。
ベンチマーキングとは、目標(モデル)としたい企業(団体等)と比較することにより、そのギャップを埋め、企業の現状を改善する手段・方法論です。あなたの企業(団体等)で、目標または比較の対象としたい企業等があれば、それはどこで、どんな点でしょうか?
具体的に書き出すことがポイントです。
ベンチマーキングの種類
➀インターナル・ベンチマーキング
社内・グループ企業内でのベストの比較研究。
グローバルに展開している企業や多くのプラントや支店を持つ企業に有効。
➁コンペティブ・ベンチマーキング
最も手ごわい競争相手のやり方を学ぶ。
リバースエンジニアリングや直接・間接調査によって競争相手はどういうやり方をしているかを研究する。
➂ファンクショナル・ベンチマーキング
業績にかかわりなく、類似の特性を持つ機能・組織同士を比較し、ベストを研究する。
➃プロセス・ベンチマーキング
業績や組織に関係なく、どの組織にも共通に存在するプロセスに着目し、類似したプロセスの企業組織と比較研究を行う。
比較することで、改めて自社の長所・短所が良くわかります。
前回に続き 枚岡合金工具 株式会社の取り組みから
『整理』ができるようになったら、次の段階の『整頓』に入ります。
『整頓』とは、いつでも誰でも、必要なモノが必要な時に、すぐに取り出せるように『5頓』することです。すぐにとは《15秒以内》を指します。
まず1番目に『定位置』を決めます。家に住所があるように、すべての『モノ』に番地までの住所(置き場所)を付けます。社員がいかに効率的に動けるかという作業動線を考慮し、レイアウトを決めていくのです。
2番目は、モノの有無と量が見た目で分かる状態にする『定量』です。モノの最大量か最小量を決めておくと、現在の使用状態がすぐにわかるほか、使用後、元に戻されやすいという利点もあります。
3番目は、決めた方向にモノの向きを一定に配置する『定方向』を行います。
例えば、ボードマーカーも置く向き(方向)を一定にそろえるのです。向きをそろえると、気分的にも心地よくなります。
4番目、5番目は『表示』と『標識』です。
表示の対象は『モノ』です。すべての道具に名前を入れます。
そして、『モノ』の場所を表示するために『標識』を付け、管理者の名前を入れておくと、維持できるしくみがつくれます。
枚岡合金工具 株式会社の取り組み
我が社は、モノを『生・休・半死・死』の4種類に区分けし、不要品の整理を行っています。『生』は使用頻度が高く4時間以内に使うモノ。それ以外はいずれもすぐには必要ないものとし、『休』は5日以内に必要なモノ。『半死』は6か月以内に必要なモノ。『死』は6か月以上使わないモノと定義しました。
判別の為すべての備品に赤いシールを貼り、使う際にシールを剥がすというルールを決めました。6か月以上たってシールが貼って有れば、高価なモノでも例外なく処分します。
捨てる時は“もったいない”と感じますが、無駄なモノは買わない、買ったモノは大切に使うという心を養うことが大切なのです。ただし、資源の有効活用のため『死』のなかでも『売れるモノ』『リサイクルできるモノ』は区別しています。
我が社で手元に置くのは『生』品のみで、『休・半死』は別の場所に保管します。『生』品のみを作業台に置くと、いますぐ付加価値を生むモノだけに限定でき、モノを探している時間が無くなり、付加価値がアップします。
モノを区分けすると『休・半死』が大半を占めるので、『死』を処分したあとは『生』から『半死』にかけて、手元から遠くへ配置します。すべてのモノにマークすることで、次に整理するときも簡単に区分けできます。
※モノ以外の情報の整理の仕方にも参考になります。
最近、本を読んでいて思わず“ふき出しました”
『船頭多くして船山にのぼる』の
意味のわからない学生がいくらでもいる
なかなか優秀な学生が
船頭が何人もいて力を合わせて
船を山までかつぎ上げた
という意味に解釈した
外山滋比古 著 “リンゴも人生もキズがあるほど甘くなる”より
笑ってはしまいましたが、このようなことは様々な場面で起きているのかもしれないと感じてしまいました。
『船頭多くして船山にのぼる』の一般的な解釈を常識とするAさんと、学生のように解釈するBさんとでは、コミュニケーションにトラブルが発生してしまうかもしれません。初めてこの喩え話を聞いた時に、学生さんのような解釈をする人は何割かいると思います。喩え話とか、難しい言葉や表現の時には相手も自分と同じ解釈をしているという思い込みを外すことが重要です。
“あれっ?”と感じたときには、意味・解釈の確認をしてみたいものです。
決算月に合わせて年に1回《業務質問票》を社員に書いてもらって、新年度からの業務課題の抽出に役立てて頂くことが多いのですが、質問内容をご紹介いたします。
1 あなたの担当している業務内容を、重要度の高い順に3つ書いてください。
2 他社に比べて、当社の優れている点・劣っている点を書いてください。
3 お客様からのクレーム・苦情にはどのようなものがありますか。
4 今後、より良い会社になるためには、何が必要だと思いますか。
5 会社の仕事のやり方で、工夫が足りないと感じる点を書いてください。
6 あなたがやってみたい業務や異動等の希望があれば書いてください。
全社員を対象に以上の質問に答えて頂くだけで、いろんな問題・課題が見つかります。
年一回、是非試してください。
一般的には、4月~9月の上半期が終了して下期がスタートしていることと思います。
今日は、簡単な経営計画の策定ステップについてふれてみます。
1ステップ
経営理念・行動規範等の確認
2ステップ
中期経営目標(期間を5年程度とする)
3ステップ
当期経営目標
4ステップ
当期目標の指標化(結果指標・プロセス指標)
5ステップ
具体的行動(期日・行動内容・担当)
6ステップ
収支計画(5期分)
財務目標が収支計画として数値化することが大切だと思います。行動の結果は最終的には数値で表されます。常に目標にしている数値と現状を確認しながら進めてください。もし、マイナスの乖離があるようであれば、5ステップの具体的行動を修正する必要があると考えます。
時々研修で【問題解決のプロセス】について実施することがあります。現象と原因をロジックツリーに分解する手法と理想の状態と現状のギャップに着目してギャップを埋めていくことで問題解決に導く二つのアプローチを採用していますが、今回気になる記事を見つけました。
【因果は近接していない】
社会システムは因果作用ではなく、相互作用する。ところが単純な状態でしか考えない人々は、そのような相互作用ではなく、原因を結果と近接したところで単純に規定してしまう。製品に問題があれば製造部門に問題を探し、受注が不十分なら販売促進策が必要と短絡的に決めてしまう。住宅施設が不十分なら住宅を建設し、食料が不十分ならより多くの食料を援助しようとする。その結果は、犯罪の増加、失業、子供の非行化、受注量の低下、利益の低下、社員の意欲低下などに反映される。
結果というのは、問題があることを示す明らかな症状のことである。それに対して社会システムの場合の原因とは、そうした症状を生んでしまう、潜在する社会システムの相互作用のことなのである。それは何か特定の要素に分解することができない。
この社会システムにある相互作用が認識されれば変革につながり、持続する改善を生み出すことが可能である。
私の視点もミクロ的分析方法に偏っていた感がします。以前話題になった【全体最適】【部分最適】のような両面のからの視点が必要になるのでしょうね。
※ディズニーの行動指針
➀目を見て笑いかける
ゲストに接するときは、必ず目を合わせて誠実な笑顔をみせる。
➁ゲスト一人一人を心から迎える
個々のゲストに心のこもった挨拶で歓迎の意を示す。
➂積極的にゲストに接する。
自分から助けやサポートを必要としているゲストを見つけ、求められるより先に対応する。
➃迅速なサービスに努める
ゲストが困っていたり、質問や要望があったりすれば、すぐに対応するか、ゲストの力になれるキャストを見つける。
➄常に親しみやすい姿勢を示す
いつでもゲストが話しかけやすい態度や表情を心がける。
➅魔法のような体験をゲストに与える
どうすればゲストに魔法のような楽しい体験を継続してもらえるか常に意識して積極的に行動する。ゲストの前で個人や仕事の問題を話さないことも含む。
➆ゲストに感謝する
ゲストとのやりとりが終わったときに、一人一人に『ありがとうございました』と感謝の言葉を伝える。
私は、➂のサービスの先取りと➆の感謝する、が印象に残りました。
読売新聞にダスキンさんの広告が掲載されていました。
『毎日のお掃除がひとの心を豊かにする』・・・・といった内容です。一般企業でも【3S】・【5S】運動への取り組みが多く見られます。やはり基本は、掃除にあるのだと感じています。
新人研修で必ずトイレ掃除をさせる、という企業がありました。
その企業は、内定者研修でできるだけ汚れた公共トイレを探して、便器から床までくまなく掃除をさせるそうです。スポンジを使用して素手を原則としているようです。
当の内定者の方は、最初は怖がっていても、先輩の指導のもとに内定者仲間とトイレ掃除に取り組むうちに、便器がどんどんきれいになり楽しくなってきて、最後は弾けるような笑顔で終わるそうです。
掃除か終わった後の、ちょっとした充実感ですかね。何だか解るような気がします。
新年度がスタートします。日々基本を大切にしたいものです。