NLP」カテゴリーアーカイブ

《言葉について考える》Ⅲ

 今日は、言葉【自己対話】について考えてみたいと思います。

 自己対話の4段階

 自己対話には4つの段階があります。
 その第一段階は、言葉で表現すると『でも』『しかし』『無理』『出来ない』といったような、否定的なものです。“キラーフレーズ”とも呼ばれていますが、多くの人がこれによって縛られています。
 第二段階では、『しなければならない』『すべき』といった表現に代表される状態ですが、第一段階と比較すると目的論的なものが生まれてきています。しかし、問題を解決する手段がないために、この段階では何の変化も起こりません。
 第三段階では、『この状態から抜け出そう』『もうこんなことはやめよう』などの“誓い”が生まれてきます。この段階は、目標の達成に向かったり、問題の解決に進み始めたりしている状態です。
 第四段階では、『次はこうする』『明日はこうありたい』というように、ポジティブな自分をイメージして少しすつ変化している状態です。

 言語 ⇒ イメージ ⇒ 感情 ⇒ 自己イメージの形成 と【自己対話の第四段階】の両面から考察してみると、自分自身は言葉と自己対話をとおして【自分自身で形成している】ということが解ってきます。

《言葉について考える》Ⅱ

 今日も引き続き【言葉】について考えてみたいと思います。

 人は、言語 ⇒ イメージ ⇒ 感情 ⇒【自己イメージ形成】というようなステップをとると言われています。メラビアンの法則によると、言語はコミュニケーションにおいては7%の影響力しかないといわれていますが、【自己イメージの形成】のステップという側面から判断すると、入口の部分ですから多大な影響力があると考えられます。

 それでは、ここで質問です。
 あなたは、普段どのような言葉を使っていますか?
 ポジティブワード・ネガティブワード
 肯定的表現・否定的表現
 建設的言葉・破壊的言葉

 如何でしょうか。どちらかの方に偏っていませんか?。
 
 次のような場面をイメージしてみて下さい。【あなたは市役所の窓口の職員です】
 
 窓口に住所移転の手続きに市民の方がいらっしゃいました。
 ところが、手続きの為の書類がひとつ不足しています。
 ≪その時、あなたはどう言いますか?≫
 ①『●●の書類がないので、出来ません』
 ②『●●の書類があると、すぐ出来ます』

 言葉は少し意識をすることで違った印象を、相手にも自分に与えることが出来ます。
 『喧嘩しないでね』 ⇒ 『仲良くしてね』
 『ちらかさないでね』 ⇒ 『きれいに片づけてね』
 『夜中に騒がないでね』 ⇒ 『夜は静かにね』

 無意識に『私には、無理、出来ない』という言葉を使っていると、確固たる自己イメージが出来上がってしまい、仕舞には恐ろしいことに【出来ることも出来なくなってしまいます】
 言葉には力があります。意識して使いたいものです。

《言葉について考える》

 久しぶりの書き込みです。六月は出張が多くてサボってしまいましたね!

 今日は、言語について考えてみたいと思いますが、メラビアンの法則によると、コミュニケーションに占める伝達方法には【目からの伝達】【耳からの伝達】【言語での伝達】と大きく分けると三つになりますが、それぞれ 目から⇒55% 耳から⇒38% 言語⇒7%の影響力になるのだそうです。目からの伝達としては、ボディー・ランゲージやアイ・コンタクトがあります。耳からの伝達としては、声の大きさや話すスピード等になりますが、自信満々に大きな声でしゃべるか、小さな声でボソボソしゃべるかで、ずいぶん印象が変わるものです。ちなみに【言葉】は7%の影響力なのだそうです。

 このように説明をすると、『言葉ってあまり影響力がないから大切じゃないんだ』と考える方もいるかと思いますが、私はこのように考えます。『7%の影響力しかないから、言葉を大切にして、磨きをかけてピカピカにしたい!』と・・・・・・。
 会話をしていて、《相手からたくさんの言葉を投げかけられ》『ところで、あなたは何を伝えたいの?』と問い返した経験はありませんか。多くの言葉を使ったからといって、相手に伝わるとはかぎりません。

 次回は、もう少し言葉について触れてみたいと思います。
 言語 ⇒ イメージ ⇒ 感情

《YOUメッセージ》《Iメッセージ》第二回

 今日も引き続き《YOUメッセージ》《Iメッセージ》について書いてみたいと思います。
 ところで、あなたは誰かを褒めるときにどんな言葉を使うことが多いでしょうか?『すごい』『素晴らしい』『助かった』等、いろんな褒め言葉が浮かんでくる人もいれば、いつも誰にでも同じ褒め言葉を使っている人もいることでしょう。
 昨日からの引続きです。 続きを読む

《YOUメッセージからIメッセージへ》

 YOUメッセージ・Iメッセージという言葉を聞いたことがありますか?
 自分が感じたことを相手にフィードバックする際の伝え方によっては、相手に非難や評価と受け取られてしまう場合もありますね。特にネガティブなフィードバックをするときにはそうなる可能性が高いです。そのようなことを避けるために《Iメッセージ》を使ってみます。 続きを読む

『コミュニケーションスキル』から『沈黙のコーチング』

 今日は、『質問したら、答えが返ってくるまで待つ』ということについて考えてみます。
 あなたも経験していることだと思いますが、相手に何か質問した時に《しばらく沈黙が続く》といったようなことがありますね。なんだか居心地の悪さ・ソワソワした感じが私にはあります。そのような空気感に耐えられなくて、 続きを読む

『コミュニケーションスキル』から『バックトラッキング』

 先日は、『ミラーリング』のスキルについて書いてみました。さりげなく相手の『しぐさ』を真似してみることで、信頼関係が短時間で築けるという興味深いスキルでした。『ミラーリング』でもふれましたが、相手と会話をする際に《声の大小》《話すスピード》も大切でしたね。ゆっくり話す人には、ゆっくり話して、速く話す人には、相手のスピードに合わせて速く話します。 続きを読む

『コミュニケーションスキル』から『メラビアンの法則』

 『メラビアンの法則』という言葉を聞いたことがありますか?コミュニケーションを取る際に、《言葉》以外の意思表示、あるいは伝達手段のことを説明したものです。

 一つ目は、パラ・ランゲージです。【38%の伝達力】
 これは話すときの声の大きさや調子、 続きを読む

『コミュニケーションスキル』から『ミラーリング』

 今日は、『ミラーリング』というスキルについて書いてみたいと思います。
 私はコミュニケーションの社内研修のとき、二人1組になってもらい上司役・部下役を決めて頂き、まずは『上司役』の方は『部下役』の方の『話』をしっかり聞いてみてください、といったワークから入ることがあります。テーマも決めないでいきなり始めますので、受講生の方々は戸惑いの様子で参加してくださいますが、なんだか、

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