YOUメッセージ・Iメッセージという言葉を聞いたことがありますか?
自分が感じたことを相手にフィードバックする際の伝え方によっては、相手に非難や評価と受け取られてしまう場合もありますね。特にネガティブなフィードバックをするときにはそうなる可能性が高いです。そのようなことを避けるために《Iメッセージ》を使ってみます。《Iメッセージ》とは、『私が、どう感じたか』という伝え方です。
例えば、相手の話した計画の内容が具体性に欠けていた場合、
『あなたの計画は具体性に欠けていますね』
とフィードバックするのではなく、
『私は、あなたの計画が具体的にどのようなものかが、よくわかりません』
というのです。
上記の例でいうと、前者が『YOUメッセージ=あなたは~~』後者が『Iメッセージ=私は~~』ということになります。『Iメッセージ』を使うことにより、相手はフィードバックを受け入れやすくなると言われています。いくらフィードバックの内容が正しく、相手の為になるとしても、相手が受け入れを拒否し《耳のシャッター》を閉じてしまっては、何の意味もないのです。
ご主人に向かって、こんなこと言ってませんか?
『あなたは、毎日仕事で遅くて家族と一緒に食事もしてくれない』 【YOUメッセージ】
【Iメッセージ】にしてみると
『私は、家族一緒に夕食の団欒が取れなくて少し悲しい』
ご主人の立場になってみると、【YOUメッセージ】だと責められ感がありますね、もしかすると『俺は、家族の為に一生懸命働いているのに、お前は分からないのか』って、喧嘩に発展しそうです。
一方、【Iメッセージ】のほうですと『今日は早く帰宅して、夕食皆でするか』って思うかもしれませんね。