コミュニケーションスキルに“ペーシング”という考え方がありますが、少し解説をしてみたいと思います。
ペーシングとは相手の考え方、感情、態度に自分のペースを合わせることです。
話し相手とペースを合わせるペーシングには『ミラーリング』『チューニング』『マッチング』等のスキルがありますが、このような技術を活用して、相手との共感ゾーンを拡大することでスムースなコミュニケーションを実現することが可能となります。
以下に3つのペーシングのスキルについて説明をします。
①ミラーリング
相手とボディーランゲージを合わせると好感をもたれます。同じ動作でリズムを合わせることです。あまりの猿真似は不自然ですが、タイミングを調整することは重要になります。
②チューニング
感情や気分の状態、フィーリング、思考方法やムードといった心の周波数をあわせることです。怒っている人に冷静に対応してはいけません。相応に慌てて、感情のレベルを合わせることです。
③マッチング
相手と話し方を合わせるワードによるペーシング方法です。相手の話すスピード、声の高低、声の大小等相手の口調に合わせることがポイントです。方言に合わせることは効果的です。ペースがゆっくりの人との会話では、早口の人は注意が必要です。
ペースの合わない者同士だと、お互いに“たくさんの言語”を交換して一見コミュニケーションが取れているようにみえるのですが、まったく想いが伝わっていなかった、というようなことも起きています。
そんなに難しいことではないので“ペーシング”をちょっと意識してみましょう!!