1月21日のNHKのスーパープレゼンテ―ションを興味深くみました。
プレゼンテ―タ―は、ウソの見抜き方の本を書いて、企業コンサルタントをしているパメラ・メイヤーですが、彼女の話によると普段我々のまわりにはウソがたくさんあって、プロにはそれがウソだと分かるのだそうです。驚くことに、ある統計ではウソを一生懸命に探す必要のある警察官や弁護士といった職業の人は比較的幸せではないという結果が出ています。また、人間の幸せのためにはウソに隠された真実を知らないほうがいいという研究もあります。
日本語には、建前と本音という言葉がありますが、建前というのは彼女の定義からすればウソになります。
アメリカ社会では『正直さ』というのは、歴史的にみても重要な倫理観です。しかも最近のアメリカはテロ対策も含めて、セキュリティや犯罪に対する意識が非常に高まっています。現在のアメリカにおいてはタイムリーなプレゼンだったと思います。
最近読んだ本『なぜ人は10分間に3回嘘をつくのか』では、3つの嘘のパターンにふれていました。
※『求められる嘘』 “私って、デブでブスなんです” “そうですね” って言いますか!
※『怒られる嘘』
※『作為的な嘘』 金銭的な詐欺とか被害が発生する
パメラ・メイヤーは正直であることを何度も強調していましたが、社会生活を円滑におくるためには建前も必要なのではないかと感じたのは私だけだったでしょうか。