私たちがそれぞれ持っている
「思い込みや考え方、価値観」の事をビリーフと言います。
過去に経験した出来事・体験・行動など通じ、自分の中で意味づけを行いながら、
価値観や判断基準が作られていきます。
人それぞれ持っているビリーフは、本人が思い込んでいることゆえ、客観的な真実ではなく、あくまで自分にとっての真実です。
もちろん、私たちは自分に対してもビリーフを創り上げていて、過去の経験などを元に、自分に対して
「自分は人見知りだ」
「自分は営業が得意だ」
「自分は運がいい・悪い」
などの意味づけを行なっています。
そして、そのビリーフの多くは、幼少期の体験から無意識に作られており、とても重要なビリーフとして、根強く私たちの行動を左右している可能性があります。
特にお金や人間関係、
そして人生に対してそれぞれ創り上げてきたビリーフの蓄積が、「今」のあなたや、「未来」の人生となって表れていくのです。
●知らないうちにあなたの成功を妨げる
“制限になるビリーフ”の存在に、あなたは気づいていますか?
多くの人が、もっと豊かな生活や人生を手にしたいと望みながら、自分自身でそれを阻む“無意識のバリア(制限になるビリーフ)”を抱えています。
もちろん、あなたも同様です。
このように言うと、いや、自分には制限なるビリーフなんてない、とおっしゃる方もおられますが、専門家として経験上、そういう方ほど心の深い部分に、ご自身を強く制限するビリーフを抱えている・・・。
そうしたケースをたくさん見てきました。
例えば・・・
「やっぱり自分は本番に弱いから失敗してしまったんだ・・・」
「仕事で結果を出すには、人よりもたくさん働かなければならない」
「自分には無理」
もしもあなたが、こうした制限になるビリーフを無意識に持っている場合、私たちの無意識は見事にその「ビリーフどおり」の結果を出してくれるのです。
意識上では「うまくいく」「自分はできる!」と思っていたとしても、です。
他のケースとしては、
もっとお金の自由を手にしたいと望み、お金に関する多くの勉強をしていたとしても、いつまでもお金に対するストレスがついてまわったり、望むような自由は手に入らない・・・。
その根本には、何かしらの、
「お金持ちは腹黒い」
「お金を手にするのは大変だ」
「自分はお金に恵まれない」
などのようなお金に対してのマイナスなビリーフ、「制限になるビリーフ」が妨げになっていることがよくあるのです。
それでは、
●自分には、どんな「制限となるビリーフ」があるのか?
多くの方が気になるところだと思います。
開発者であるティム&クリス・ハルボム氏によると、それを発見するヒントになるのが「感情」だといいます。
制限になるビリーフに係る問題や状況に直面した時に、不安や怒りを感じること、あるいは理由もわからず困惑したりイライラしたり、落ち込んだりすることがあるそうです。
以下にご紹介するチェックリストの中に、
あなたが「Yes」と思うものの他、不快感を与えたり、私には当てはまらないと“無理に言い聞かせようとするもの”があれば、それはあなたの「制限となるビリーフ」に触れているのかもしれません。
何をやってもうまくいかない
本当に欲しいものは手に入らない
お金を稼ぐのは大変だ
誰も認めてくれない
自分自身を表現できない
他の人が優先、自分は最後でいい
私には魅力がないので、誰も私を愛してくれない
良いことがあると、その後必ず悪いことが起きてダメにする
傷つくのが怖くて、人間関係の中で安心することができない
出る杭は打たれる
私は孤独だ
一度無理だったものは無理
お金はいつも足りない
裏切られるのが怖いから気を許せない
やったことがないからできない
・・・など