《自分へのご褒美》

 あなたは、『この仕事をなんとか成し遂げたら』・・・“ちょっと高級なお寿司を食べる” “旅行に出かける” “エステでリラックスする”等のようなご褒美を自分自身に約束をして、大仕事にチャレンジした経験はありませんか!

 あなたの気持ちを『よーし!そんなご褒美があるのならやってやる』と前向きにして、パワーを発揮させることを【外発的動機付け】といいます。報酬・魅力的なモノ・褒章等で外部から刺激を与えて動機づけをすることになりますが、継続して与え続けなければならないといったマイナス面があります。現実的には、ナカナカモチベーションがあがらない時などに私も使っています。私は、温泉好きなので日帰り温泉を“ご褒美として”よく利用しています。

 他に、動機付けには【内発的動機付け】という考え方もあります。これは『自分のやりたいことをする』ということです。個人の生活では、『自分のやりたいことだけをする』ということも可能かもしれません。でも、仕事では難しいことかもしれません。そこで3つのアプローチの手法をご案内します。

 例えば、チーム目標やチーム課題に対して
➊自分がしなければならないこと・・・
➋自分にできること・・・
➌自分がしてみたいこと・・・
 以上の3つの視点から具体的行動を考えてみるのです。チームの皆で考えてみることが重要ですし、チームリーターは皆の考えをまとめて【実行計画】を描くのです。ポイントは、上からの指示・命令ではなくて自分たちで設定することにあります。
 

《目標の連続》

 六千年の歴史も七十年の人の一生もいわば果てなき山登り、
 あの峰を越えたらと思う峰を越えても、
 なお行く先は山また山に汗を絞る習い

 徳富蘆花

 ある目標を設定して行動を起こして、やっと実現したかと“ホッと”するのもつかの間で、目の前にはまたまた大きな山が現れている。そして、新たな気持ちでその大きな山にチャレンジしていく。このような連続が私たちの人生であり、大切なことは常に目標を設定して、勇気をもってチャレンジしていくことだと思います。

 ピーターの法則にもあるように、人は目標を達成すると瞬間的に力が抜けてしまいやる気を喪失してしまいます。従って、複数の目標を持つことが必要なのだと考えています。

《大学院で勉強します》

 今年もアッという間に今年も3月になりますね。改めて時のスピードの速さに驚いています。とある理論によれば、加齢とともに増々スピードの感覚が速くなるようです。

 個人事業として開業して三十年が過ぎました。行政書士業務・経営人事の業務を通じて、お客様の問題解決に臨んできました。途中失敗も数多く経験しその失敗を糧として頑張ってきたつもりです。

 還暦を迎えたころから、もう少し新たな挑戦をしたいと思い“本の出版”をしてみました。実際に本の原稿を書いてみることで色々な学びを得ることができました。

 また、昨年の夏頃ですが、“ふっと”『大学院に行ったみたい!』と思い立ち、東北にあるほぼ全ての大学院をネットで検索したところ“福島大学大学院経済学研究科”が私の学びたいこと、そして土日のビジネスキャリアコースがあること等諸条件がマッチしました。早速、夏休みを利用してキャンパス見学と入学願書を貰って帰りましが、36度超えの暑い日だったことを覚えています。すぐに願書を提出して、10月に論文と面接の試験を受けたところ4月から来てもよいという通知を頂きました。

 来月から、週末は学生になって勉強してみます。経営戦略や組織論を重点的に学びたいと考えていますが、30年間実務優先で理論的な面が疎かになっていたと思います。理論をしっかり勉強して、実務面・理論面の両面からアプローチ出来たらよいと考えています。私の研究テーマは“永続する組織”で、酒田に有った【本 間 家】をモデルにして考察してみようかと思っています。

 今後は、大学院の情報も書き込んでみたいと思いますので、宜しくお願い致します。

《よく頑張った》・・・言葉のチカラ

 “よく頑張った” 自分を褒めよう    神奈川県 樋口信代様 読売新聞の投稿

 コロナ禍で家にいることが多くなっせいか、日常生活で『あー疲れた』が口癖になっていた。食事の後片付けや風呂掃除の後も『あー疲れた』といってしまう。さらに、その言葉に身体が反応するように、何をするにも気だるくなり、やる気が出なくなっていた。

 そこで『あー疲れた』の代わりに『よく頑張った!』と声に出して自分を褒め、気合を入れることにした。洗濯が終われば『よく頑張った!』、草取りが済めば『よく頑張った!』という具合である。そんな私を見て、けげんな顔をしている夫に『よく頑張った!』と声をかけると、苦笑いされた。

 1ケ月もすると、家事が苦にならず、フットワークもよくなった気がしてきた。60代にもなると、他人から褒められることがないので、結構気分がいいものだ。言葉のチカラはすばらしい。

 コロナ禍が収束に向かわず、心身ともに疲れている方々が多いだろう。そんな時には『よく頑張った』と自分で自分を褒めて欲しいと思う。
 

《目標管理に思うⅡ》

 “ゆがめられた目標管理”・・・一倉定 著から

 F社の工場長は、非常に話のわかる人で、人間関係信奉者であった。同社は受注生産なので、営業課長が引き合いを持ってくると、設計・資材・製造の各課長を集めて『図面はいつできるか、その図面が出てから何日で資材・外注品の手当が出来るか、そうしたら、製造課ではいつ完成するか』ということをきき、その結果で納期の返答をしていた。各課長は、早く出来ない理由を、縷々並べ立てる。結局は、相当長い納期をもらわなければならない、ということになる。当然、営業課長は承服しない。そんなことでは受注はおぼつかないからだ。そこで、また話し合いが行われ、若干納期をつめて『これ以上納期をつめるのはムリだ。営業課長はそれでお客に納得するように話をつけてくれ』というようになることがオチなのであった。営業課長はシブシブ承知する、という結末になる。当然のこととして、営業成績はあまりかんばしいものではなかった。
 たまたま、筆者がこの会社のお手伝いをすることになり、上記の事を知ったのであるが、ご意見番の立場として、この工場長に苦言を呈したのである。
 『あなたは、社内の人々の立場をよく理解し、人間関係を円滑にしようとしている。しかし、それは間違っている。社内の人間関係や立場を尊重するというが、そのシワよせは、納期の遅れとなってお客様にいってしまっている。いったい、会社はだれのおかげで食っているのか。お客様のおかげてはないか。そのお客様を犠牲にした人間関係は、まったくの誤りではないか。お客様を忘れる会社は、お客様から忘れられる。そうなったら会社はつぶれる。会社をつぶして、なんの人間関係か。それこそ最悪の人間関係である』
 と歯に衣を着せぬ直言をするとともに、“生きるための要請”についての考え方を説明したのである。じっときいていた工場長は『わかった、自分の考えが間違っていた』と率直に反省した。実に立派な人である。

 その後、その会社の課長たちは、もっともらしい理屈をいわなくなった。そして、業績も上がった。

《目標管理に思うⅠ》

 “ゆがめられた目標管理”・・・一倉定 著から

 某社の重役をしている人が、かつて製造部長であった時のことである。工場見学でその工場を訪れたところ、工場のどこに行っても『本年度の目標、工数三割削減・・・製造部長』という目標がかかげてあった。
 工場を見学し終わってから、私は目標について質問した。
 それに対して、彼は次のように答えた。
 
 『工数三割削減に、科学的根拠は何もない。ただ、今年度中にどうしても工数を三割しなければ、我が社は激烈な競争に打ち勝って生き残ることは出来ない、と製造部長の私が判断したからだ。それ以外に何もない。そして課長たちには、各自どのようにしたらこの目標が達成できるかを考えさせ、計画書を提出させた。私の役目は、この計画書をチェックすることだ。とはいっても、これは容易なことではない。工数削減は今年初めて行うのではない。会社創立以来10年間毎年行っているのだ。その上さらに三割を削減せよというのだ。一通りや二通りの努力で出来る相談ではない。だから各課長は、あれは出来ない、これもダメです、その理由はコレコレです、といってくる。
 しかし、私は絶対にこれに耳を貸さない。一つ一つ理由をきけば、もっともな理由があることは初めからわかっている。もっともな理由をきけば“私も人間だ、出来ないことは仕方がない”といいたくなる。またそうすれば“話のわかる部長だ”といわれることもよく知っている。
 しかし、私が話のわかる部長になってしまったなら、会社はどうなるのだ。工数三割削減どころか、一割も出来ないだろう。私は、鬼製造部長になるよりほかに道がないのだ。そして、あくまでも部下に目標達成を要求しなければならないのだ』

※目標達成の意味・目標必達の強い決意が伝わってきます。 

《頑張って!》

 『頑張って!』普段何気なしに使っている言葉ですね。

 以前新聞で、ある基調講演につていての記事を読む機会がありました。内容の概要は、全国展開している会社の営業所で日本で一番の売上を達成している女性マネージャーについての話しなのです。私たちは、普段部下に対して・あるいは同僚・子供たちに対して、『頑張ってね!』と使っていますが、そこの女性マネージャは次のように一文字多く使っているのだそうです。『頑張ってるね!』と。

 『頑張ってね』と『頑張ってるね』では、受け取る方の印象はどうでしょう?
 私は、突き放され感と見守られ感をそれぞれの言葉に感じます。

 最近読んだ本に『頑張って』は命令である、とありました。『頑張って』と言った方には、『命令』といった意識はなくても、言われた相手には命令と響いている場合があるのだと思います。

 ちょっとした言葉の使い方ですが、気を付けてみたいものです。

 

《心の盲点》

 『一本の木の前に立ったとき、一枚の葉に気を取られれば他の葉はすべて見えなくなる』

 今日のテーマは《心の盲点》でした。私たちは、日々多くの情報に直面しています。そして、その多くの情報を取捨選択して自分の中に取り入れています。何かに集中することは大切なことです。仕事に集中する、勉強に集中する、趣味に集中するといったように集中して何かに取り組むことで生産性や効率といったもが高められたりします。ただ、集中することで見落としてしまうものがあることに気づいておく必要があるのです。

 一枚の葉にとらわれることがなければ、すべての葉を見ることが出来ます。その為には心が自由に動けるようにしておくことが大切です。そうすることで、全体を広く見渡すことができて、必要なアドバイスにも耳を傾けることができ、的確な方向性を見出すことが出来るのです。

 マインドコントロールとは、情報を制限しながらある一つの結論が必然的に出るような状態を作り出し、その結論を信じ込ませるスキルです。視点や発想が狭くなっていないかを時々確認してみることも大切だと思います。

 

《ポジティブ思考》

 ポジティブ思考の例として、アフリカに靴を売りに行く営業マンの話しがよく引用されます。まずは、どのような内容だったかを確認してみます。

 アフリカに靴を売りにある営業マンが出かけました。彼が市場調査をしてみると、ナント!【多くの住民は靴を履いていません。】
 そこで《ポジティブ思考の営業マン》と【ネガティブ思考の営業マン】の二人の営業マンが登場します。
 《ポジティブ思考の営業マン》は、こう考えます。・・・“誰も靴を持ってないからたくさん売れるぞ!”
 【ネガティブ思考の営業マン】は、こう考えます。・・・“誰も靴を必要としていないから売れないぞ!”
 
 この事例のように、ポジティブな気持ちをもって、やるべきことをやっていれば必ず解決策が見つかります。一方ネガティブな気持ちになって意欲を失ったら、本当にそこで終わりになるのです。物事を楽観的に捉えることは重要です。

 もう一つ『二匹のカエル』の話をしてみましょう。
 二匹のカエルが、ミルクがたくさん入った壺のふちの上で遊んでいました。そして、ちょっと誤ってしまい二匹のカエルはミルク壺に落ちてしまったのです。
 一匹のカエルは、『もうおしまいだ。自分はミルクにおぼれて死ぬしかない』と、悲観的になり生きる意欲を失って、命が尽きることを覚悟したのです。
 しかし、もう一匹のカエルは悲観的にはなりませんでした。
 『どうにか脱出できるんじゃないか』と楽観的に考え、壺の中で飛び跳ねました。すると、後ろ足が底につき壺の外に出ることが出来たのです。
 実は、ミルクのすぐ下は固形のバターになっていたのです。 

 私たちも似たような経験をしたことがありませんか。溺れそうになったときに《一度、思い切って沈んでみるとほんの少しで底にに着地いたりします》、底に着地したら思い切りジャンプして脱出すればいいのです。

 落ち込んだ時には、徹底的に落ち込んでみるのもいいかもしれません。

※人は、底まで僅か数十センチのところで溺れて亡くなってしまうケースが多いのだそうです。

《セブン・イレブンおにぎり消費期限2倍に》

 読売新聞の記事より

 セブン=イレブン・ジャパンは、おにぎりの消費期限を従来の約18時間から2倍となる1日半程度に延ばす。

 温度管理などを工夫して3月以降、一部の商品から順次進めていく。販売機会を増やし、おにぎりの廃棄量は半分程度に減らせると見込んでいる。

 おにぎりはセブンの主力商品で、品質維持のため保存料を使っていない。一店舗あたり1日平均約200個販売しているが、悪天候時などでは売れ残りが出て、廃棄費用が加盟店の負担になっていた。

 セブンは、消費期限が近づいた商品にポイントがつく『エシカルプロジェクト』を昨年から全国で始めるなど食品ロス削減に力をいれている。

 
※以前弊社のお客様で、コンビニエンスストアーを経営している方がいらしゃいました。時々オーナーが夜食にと消費期限ギリギリのお弁当を両手に抱えて持ってきてくださることがよくありました。残業でお腹を空かせた弊社の職員は喜んでご馳走になった記憶があります。
 食品の廃棄の報道が時々ありますが、とても残念に感じておりましたがセブンの取り組みは喜ばしいことです。他のコンビニエンスも是非積極的に進めて頂きたいものです。