《お金に対するセルフイメージ》

 私たちは、それぞれ“お金”に対してセルフイメージを持っています。結果的に、そのセルフイメージによって振り回されることになります。

 次に、お金に対するチェックリストを記載しますので良かったらチェックしてみてください。

➀金持ちになることは強くなるということだ。 
 はい・いいえ
➁結局のところ、金銭こそ成功のシンボルだ。
 はい・いいえ
➂最高級の製品を買うのが好きだ。
 はい・いいえ
➃自分のしてほしいことをしてもらうために、お金を使うことがある。
 はい・いいえ
➄自分より収入が多いと思っていた人が、自分より収入が少ないことを知ったら、いい気分になると思う。
 はい・いいえ
➅たとえ聞かれなくても、持っている高級品の値段を話すのが好きだ。
 はい・いいえ
➆自分がどのくらい稼いでいるかを自慢していたと、他人に指摘されたり、自分で気付いたことがある。
 はい・いいえ
➇自分の持っているブランド品に周囲の人が気付くと嬉しい。
 はい・いいえ
➈誰が自分より稼いでいるか知ろうとする。
 はい・いいえ
➉自分より金持ちの人を、つい賞賛の目で見てしまう。
 はい・いいえ
11買い物のとき、自分が買った品物の価値を他人がどう考えるか気にする。
 はい・いいえ
12高価な持ち物をほめられると嬉しくなる。
 はい・いいえ

 はい、が10個以上ある人は、お金が力であり名誉であると思っています。逆に5個以下の場合は、自分や他人の価値を物質的な所有物で評価するようなことはありません。お金を欲しがるとしても、それは権力や名誉を手に入れるためではないのです。

《船頭多くして船山にのぼる》

 最近、本を読んでいて思わず“ふき出しました”

 『船頭多くして船山にのぼる』の
 意味のわからない学生がいくらでもいる

 なかなか優秀な学生が

 船頭が何人もいて力を合わせて
 船を山までかつぎ上げた

 という意味に解釈した
 
    外山滋比古 著 “リンゴも人生もキズがあるほど甘くなる”より

 笑ってはしまいましたが、このようなことは様々な場面で起きているのかもしれないと感じてしまいました。

 『船頭多くして船山にのぼる』の一般的な解釈を常識とするAさんと、学生のように解釈するBさんとでは、コミュニケーションにトラブルが発生してしまうかもしれません。初めてこの喩え話を聞いた時に、学生さんのような解釈をする人は何割かいると思います。喩え話とか、難しい言葉や表現の時には相手も自分と同じ解釈をしているという思い込みを外すことが重要です。

 “あれっ?”と感じたときには、意味・解釈の確認をしてみたいものです。 

 

《部下に望む能力》

 上司である貴方は“部下にどのような能力”を身につけてほしいですか?

 このような質問に対して貴方はとのように回答しますか。

【日本能率協会】のアンケート調査結果では以下のようになっています。

➀ チャレンジ精神
➁ 積極性・主体性
➂ コミュニケーション力
➃ 創造力
➄ 協調性
➅ 情報収集力
➆ 交渉力
➇ 情報発信力(プレゼン力・文章力)
➈ 他人に対する思いやり
➉ デザイン思考力

 ベスト10を紹介しましたが、あなたが考えていたことと比較してみて如何でしょうか。

 調査では【能力】という表現をしていますが、10項目の内容を確認してみると、言葉の最後に【力】とあるものが、6項目あります。他の4項目には【力】という言葉はありません。

 【力】とある6項目については、スキル・知識の教育としてマニュアルやテキストを使用して比較的短期間で取得できるものと考えます。他の4項目については【人間力】の向上と捉えてじっくりと教育をする必要性を感じます。

 重要なことは、知識・スキルの教育と人間力の教育は視点を変えてプログラムする必要があるということです。 

 

《携帯不通 想定して生活》

 田村歌玲 17歳 埼玉県本庄市  “読売新聞の投稿より”

 『携帯不通』想定して生活

 先日、ソフトバンクの携帯電話サービスで大規模な通信障害が発生し、携帯電話が使えなくなった私は、通学時の電車の乗り換え時間を調べる時や、家族に迎えを頼む際に携帯電話を利用していたため、とても不安になった。

 結局、駅からは、いつもと違って、バスと徒歩で帰宅した。帰宅中も家族や友人らと連絡が取れなかったことで、当たり前に使用できていたことに有難さを感じた。そして、東日本大震災で津波の被害にあって非難した経験がある友人の話を思い出した。

 今回の件をきっかけに、そうした緊急時にどう対応すればよいのかを家族で話し合う必要があると考えるようになった。携帯のような身近な情報インフラも、突然使えなくなる可能性があることを意識して生活しようと思った。

※大変に共感しますね。普段何げなく使用している便利なものが、突然使えなくなった時の対応を考えおくことの大切さを学びました。ちなみに、東日本大震災の時には電気がストップしました。その時に、我が家では【反射式ストーブ・灯油使用】が大変活躍しました。
 

《選ばれるリーダー》

 職場の教養より

 霊長類学者にして、ゴリラ研究の第一人者である山極壽一氏。京都大学の総長である氏は、『理想のリーダー像』をゴリラの社会に見いだしています。

 二ホンザルをはじめとするサルの社会は、勝ち負けを明確にし、勝ち続けていったサルがリーダーとなる階層社会です。一方、ゴリラの社会は並列社会であり、勝ち負けを決めないのです。

 それでは、どのようにしてゴリラの社会ではリーダーが決まるかというと、『あのオスなら子供を預けても大丈夫』『自分を守ってくれる』と、メンバーから信頼を得てはじめてリーダーが誕生するのです。

 “組織はリーダーで決まる”といわれます。また、理想とするリーダー像は時代とともに変化するものです。

 誰よりもその仕事を誇りに思い、情熱を注いで取り組み、誰からも一目置かれる人がリーダーになると、所属メンバーは《リーダーのようになりたい》《この人を支えたい》と一致団結して仕事に臨めるはずです。

 リーダーシップについて考えさせらます。 

《発達障害を考える》

 最近、NHKの番組で“発達障害”に関しての番組が放送されています。昨晩も、クローズアップ現代で30分程取り上げられていました。

 発達障害について詳しくはないのですが、私が意識するようになったのは、数年前に友人から『息子がアスペルガーなんだ』と打ち明けられてからです。

 “アスペルガー症候群”という言葉を、その時初めて聞きました。友人の息子さんの特徴は、こだわり傾向が強いことでした。学校の成績は良いようでしたが、テレビゲームを始めると“1日中ずっとやっている”そうです。

 最近は、発達障害も《ASD》《ADHD》《LD》といったように整理されてるようです。また、新聞やテレビで取り上げられるようになって一般の理解も進んできたように感じています。

 特徴としては、コミュニケーションが苦手、こだわりが強い、忘れ物が多い、ミスを繰り返すなどが代表的です。

 『障がい者雇用に発達障害の人材をポジティブに活用しましょう』とテレビのゲストも言ってましたが、共感します。

 発達障害者の“好きなこと” “得意なこと”を見つけて、戦力に出来たら素晴らしいと思います。

《認知症》

 テレビドラマで、戸田恵梨香さんが若年性認知症の役を演じる『大恋愛』を興味深く見ています。戸田さんは、映画『コードブルー』でも熱演されていましたが、私の好きな女優さんです。300万のフォロワーには驚きますね。

 先日の読売新聞に認知症について二人の方の記事がありました。

 一人は、恩蔵絢子さんの本の紹介記事です。
 『洗剤がない』そう言って車でコンビニに行った母親が、別のものを買ってきた。
 何かおかしい。いや、大丈夫。迷った末に病院に連れていくと、母はアルツハイマー病と診断された。65歳だった。
 『長い学生生活を経て、ようやく自分の仕事を確立できそうなときなのに・・・・』
 “脳科学者の母が、認知症になる”というタイトルの本です。

 もう一人の方は、本田麻由美さんの“認知症と共に生きるために”という記事です。
 ある夜。キッチンに放置したままの汚れた皿を洗っていた時のこと。ふと気づくと、洗った皿を冷蔵庫の中にしまおうとしていた。
 『疲れているな、私』その時は苦笑しながら、食器棚に皿をしまいなおした。
 数日後。歯を磨こうと歯ブラシを口に運ぶと、匂いが違うことに気がついた。見ると、歯磨き粉ではなくハンドクリームがチューブから絞り出されていた。
 こんなことばかり続くなんて・・・・・。ゾクッとした。疲れのせいだと思いつつ、頭をよぎったのは認知症のことだ。

 2026年、認知症患者700万規模という予測もあります。
 何か予防方法とか、効果の高い薬が発見されることを期待します。

《人事考課・現状分析》

 人事考課の際に使用している《現状分析シート》をご案内します。

1 今の会社の状況・環境を100点満点で採点すると、何点ぐらいになりますか?
  (ざっとの感想で結構です)
        〇〇〇点

2 その点数をつけた理由は何ですか?

 

  

3 今の状況を改善していきたいです。
  (1の点数を15点アップするためにあなたが出来ることは何ですか?)

 有難うございました。
                   平成  年  月  日
                氏 名  

  

 

《動機付けを考える》

 動機付けについて整理してみたいと思います。
 
【建設的動機】
 ➀報酬や褒章など外部から与えられる刺激による動機付け=外発的動機
 ➁私は、~~になりたい、などの自分の内側から起きる動機付け=内発的動機

【制限的動機】・・・・・自己選択権が制限
 ➀~~すべき、~~しなければならない、という強制・プレッシャーなどが行動するときの動機になる=やらされ感を持つ

 問題にしたいことは、制限的動機をどのようにして克服したらよいのか?です。
 例えば、会社からの売上ノルマ目標1000万円・・・・達成しなければならない。
 売上ノルマ目標は制限的動機といえますが、これを建設的動機である外発的動機に変えることは出来ないでしょうか?
 一般的には、組織では制度として(昇給・昇格・昇進・賞与)などの外部刺激を働かせています。時々出会うのは、しっかりした人事制度を持っているのに社員が制度のルールや反映の仕方について理解していないといったケースです。丁寧に説明していないケースと、仕組みが複雑過ぎる場合がありますが、とても残念です。

 また、売上ノルマ目標を数値にフォーカスして売上高にだけ一喜一憂するのではなくて、お客様に購入して頂き喜んで使ってもらいお役に立つことにフォーカスすることで、内発的動機(~~したいこと)に変えることが出来るのではないでしょうか!

 やらされ感を持ってしまうことは、能力の制限を繋がってしまいます。視点を少し変えてみてモチベーションのアップに役立ててほしいと思います。

《ジャイアンツという組織》

 少年時代、長嶋・王選手にあこがれてプロ野球番組を見ていました。当時ジャイアンツは“Vナイン”を達成した時期で大変に盛り上がった記憶があります。小学校でも前日のナイター中継を見ていないと仲間に入れなくなる状況でした。

 最近は、プロスポーツの世界も“サッカー” “テニス”等様々なスポーツで盛況です。野球は以前に比べると下火になったような気がします。

 昨日のニュースで、ジャイアンツの監督に“原辰徳さん”が三度目の就任になると報道していました。一般企業ですと、一度引退した社長が二度も社長に返り咲くといった感覚です。私はとても違和感がありました。どこの組織でもいえることですが、後継者問題はとても大きな課題であり難しいです。ただ、今回のジャイアンツの件は、あまりにもお粗末な感じです。

 ジャイアンツのファンとして、今一度“Vナイン”時代の強い組織を期待したいものです。