《宮里藍ちゃん引退しましたね》

 ブリジストンの広告より

 1日を通じてダメな日もあれば、
 びっくりするぐらい調子がいい時もある。
 どこか人生にも似ている
 ゴルフというスポーツを、
 とにかく楽しんでください。
 
 これから始める人も、
 ハンディキャップシングルの人も、
 ゴルフは、上手くなればなるほど、
 難しいスポーツですが、
 だからこそ、
 ひとりひとり違う楽しみ方が
 あるんだと思います。

 私は、少し休んで、
 いろんなことを整理したら、
 新しい人生をはじめます。
 みなさんから頂いた応援を、
 次のパワーに変えて。
 
 意志あるところには道がある。
 これからも。

 14年間ずーっと幸せでした。  宮里 藍

※読書家だったり、常に目標設定をしてチャレンジしていたことは、意外と知られていませんね

 
 

《認知のゆがみを取る》

 次のような考え方の癖を自覚するようであれば、試しに少し物事の見方を変えてみましょう。

➀ すべてか無かの思考・・・何事も0点か100点か、の採点基準しか持たない考え方
➁ 一般化のしすぎ・・・一回起こったことが何度も続くように感じてしまうこと
➂ 心のフィルター・・・良いことを無視して悪いことのみを残す
➃ マイナス思考・・・良いことまで悪く考えてしまう、悪質な認知のゆがみ
➄ 結論の飛躍した推論・・・人の心の読みすぎや先読みのしすぎ
➅ 拡大解釈と過小評価・・・悪いことを大きく、良いことを小さく見てしまうこと
➆ 感情的決めつけ・・・自分が感じているだけなのに証拠があるように確信してしまう
➇ すべき思考・・・わざわざ過度なプレッシャーを与えてしまう
➈ 誤ったレッテル貼り・・・一事が万事的な発想
➉ 個人化・・・自分に無関係なことまで関連づけてしまう
      (寺下謙三クリニック院長 サイトより)

 ネガティブな思考習慣を持つと6番の(悪いことを大きく見る)傾向や、悪いことがずっと続くと考えたりしますね。このような思考習慣を矯正するために、作家の五木寛之は『その日に起きた出来事を、良かったこと・悪かったことに分けて書き出す』といったことを進めています。出来事はニュートラルです。その出来事をポジティブに捉えるか、ネガティブに捉えるかは各人の認知によるものです。トレーニングが必要です。

 

《固定観念を超える》

 大学での勉強も四回を終了しました。

 講師の先生がソニーの出身の方で第四回目の授業では、NHKで30年前に放送した番組で、当時ソニーの代表である“盛田昭夫”さんにインタビューした動画を見せてくれました。10分程の番組でしたが、濃い内容のものでした。

 インタビューで盛田さんは2つの内容のことを話していました。
※一つは『売り方を考えろ』ということ。
 今風で表現すればマーケティングです。
 【ターゲット】【ポジショニング】【メッセージ】を考えることだと思いますが、当時は『良いものを作れば売れる』といった考え方が主流でしたので、盛田さんの話している内容は革新的でした。

※もう一つは『常識を疑え』です。
 製品・技術・サービスは、固定観念を超えた柔軟な発想から活路が生まれるものだと思います。カップめん・スマートフォン・ウオークマン等々驚きの製品が世の中に登場しました。組織の中に自由な発想を生む仕組み作りも大切なことのような気がしました。

 

《マーケティング戦略から》

 今日は、マーケティング戦略から3つの質問をしますので、是非考えてみてください。

1あなたの顧客は誰ですが?

2その顧客に、どんな技術・商品・サービスを提供しようとしているのですか?

3それを実現するには、どのような人材が必要ですか?

 マーケティングのセグメンテーション・ターゲティングの切り口から考えてみました。

《ほめる・叱る》

 学習理論によれば“行動は正の強化によって起こりやすくなり、負の強化を用いることで起こりにくくなる”とあります。

 確かに、ショーに登場する犬・サル・魚たちのトレーニングの様子を見ると、上手く行ったときにスナックや餌をご褒美にして与えています。これはどうゆうことかと言えば、動物たちがトレーナーの期待通りの行動をしたら、餌を与えたりほめたりしてご褒美をあげれば、その後同じような行動を起こしやすくできる、という考え方です。

 逆に負の強化とは、言葉で叱ったり罰を与えたりすることで、ある行動を止めさせることができる、という考えです。

 シンプルで分かりやすい理論ですが、難しい事例もあります。

 例えば、教室で乱暴にふるまう生徒のケースですが、学習理論によって対応すれば、叱ったり・罰を与えて負の強化をすることで止めさせることが出来ることになるわけですが、研究によると、負の強化が逆効果になって望ましくない行動をさらに助長してしまう、という結果が出ています。というのは、先生は図らずも、その子供に注目するという正の強化を与えてしまっているということになるからです。

 こういうケースの場合には、正も負も与えない“無視する”が良いそうです。 

《マーケティングを考える》

 40年ぶりに大学の授業を受講してきました。社会人の為の“マーケティング戦略”について、6回の講座です。(第1回目終了)

 私は、90年に独立開業して27年間お客様の現場に出向いて、問題の把握と課題の設定に励んできました。

 元々学問の世界と実務の世界の違いに関心があって独立をしたので、日々現場で起きることは大変に刺激的でしたし、問題・課題に対しては“お客様が答えを持っている”を念頭において、一緒に考え・悩んできました。

 暫く現場主義に偏っていたので、今回の受講は理論を再確認するのによい機会になりました。

 私にとって、第1回目の講義で印象に残ったこと。
※顧客の顕在ニーズと潜在ニーズ
 重要なのは、顧客がまだ気づいていない潜在ニーズを把握すること。アンケートやインタビューでは把握できない。モニタリングが重要。

※外部環境を変える
 外部環境の変化予測をして、変化対応をすることも大切だが、外部環境を変えるという発想もある。新市場を創る。

※人口減少社会
 新規顧客の獲得・増加を評価するのではなくて、離反率の減少を評価する。

 他に色々と学習しましたが、脳みそのサビ落としになりました。 

 

《多面的に物事を見る》

 “面倒だから、しよう”  渡辺和子著より

【不幸の裏側に幸せを見つける】

 私がアメリカで勉強していた時に聞いたお話です。

 昔の修道院は電化されているところが限られており、まだトースターがない時代。ある修道院の料理当番の人が朝食のパンをオーブンで焼きました。片側を焼いてからひっくり返してもう片側を焼く。一度にたくさんのパンをオーブンで焼き、大皿に盛って食堂で待っている修道僧たちに出すわけです。

 料理当番の人はいつも気を付けているのですが、ときたまうっかりしてトーストが黒焦げになってしまうことがありました。しかし、もったいないのでその黒焦げになったトーストも、そのまま大皿に盛って食堂へ持っていきました。

 昔の修道院は沈黙していただくのがあたりまえでしたので、沈黙を守り、一枚ずつ上からトーストを取って次の人へお皿を渡していました。

 一人の修道僧が『また黒焦げか』と、非常に不機嫌な顔をして自分に当たったトーストを取り、次の人に渡しました。次の修道僧もやはり黒焦げのトーストを自分の皿に取りましたが、その人はトーストを裏返しにして『あぁ、片側だけでよかった。ありがたかった』と言ったたそうです。

 それはつまり、物事は裏返して見てごらんなさい、片側は真っ黒焦げかもしれないけれど、もう一方の側は黒焦げになっていないかもしれないということです。その時に『あぁ、片側だけでよかった。ありがたかった』という気持ちを持てることが、ある意味で『幸せになる秘訣』なのです。その心のゆとりが平安と幸せをもたらすのです。 

 

《コミュニケーションスキル》

 コミュニケーションをテーマにした研修が、数多く実施されています。今日は、コミュニケーションスキルに関して書いてみたいと思います。

 ある本に“コミュニケーションは相手を受容することではなく、理解することだ”と書いてありました。その為には、まず相手の話をしっかりと聴くことから始めなければいけません。

 そのためのスキルとして・・・・・。
【ペーシング】相手のペースに合わせるということですが、“話すスピード” “声の大小”等を相手のスピード・相手のトーンに合わせて会話を進めていくということです。
【ミラーリング】相手のしぐさをさり気なく真似るということです。
【バックトラッキング】相手の話したことをそのままオウム返しすることです。

 以上のようなスキルを使うことで、相手との距離感が縮まったり、会話がはずんだりします。一般的には、“ラポールを築く”と表現しますが、コミュニケーションでは重要なポイントだと考えます。人は意識レベルと無意識レベルによってコントロールされているわけですが、特に重要な働きをしているのが無意識レベルです。ご紹介した、【ペーシング】【ミラーリング】【バックトラッキング】のスキルは、無意識レベルに働きかける効果があるのです。

 他には、ボディランゲージや相手の知覚チャネルに合わせた言語の使い方がありますが、興味のある方は“ミルトン・エリクソン”の書籍を読んでみてください。言語パターンについて詳しく説明がなされています。コミュニケーションの分野でも有効な手段と考えます。 

 

《個別面接プログラム》

 弊社では、定期的にお客様に対して《個別面談プログラム》を提供しています。上期が終了する九月は、毎年個別面接の対応に追われています。

 通常、“法人のトップ・社員・私”の三者面談の形式で進めます。一組20分の時間で、事前に配布して当日まで記入を済ませた【業務質問票】に基づきながら、私が質問をします。最後に法人のトップに、労いの言葉を言葉をかけていただき終了です。

 効果としては“社員がトップに話を聞いてもらった”という、納得感が生まれます。そして、継続して実施している法人の離職率は極めて低いという結果も出ています。

 組織運営は、【トップダウン】と【ボトムアップ】の両方の機能が必要だと思います。組織規模が50名程度でしたら、【トップダウン】経営でうまくいくと考えますが、100名を超えてくると【ボトムアップ】機能が働かないと運営に支障が出てきます。個別面接は、ファーストラインの社員と直接コミュニケーションが取れますので、【ボトムアップ】としての働きをします。

 現場では、『パワハラ』『いじめ』『嫌がらせ』等の問題が発生しているケースも見受けられます。予防の視点からも個別面接を有効に活用してほしいものです。

《失敗から学ぶ》

 株式会社 武蔵野さんの入社式では、社長は次のようにおっしゃるのだそうです。

 『新卒社員のみなさん、このたびは武蔵野への入社、まことにご愁傷様です。』ここまでは彼らも冗談として受け流すそうですが、

 続けて、『私は皆さんには期待しておりません』さすがに“ギョッ”とした表情になるそうです。

 社長はさらにこう続けるのだそうです。『私は、皆さんが入社早々から業績を引き上げることは期待しておりません。ただ、たくさん失敗して会社に迷惑をかけてくれることを期待します』と・・・・。

 人が成長するためには失敗は不可欠であると同時に、チャレンジには失敗が付きまといます。大切なことは、失敗したことを“クヨクヨ悩んだり”挑戦することを諦めないことだと思います。失敗から学び、仮説を立てて再チャレンジすることを繰り返しながら【前に、前に】進んでいくことが成長と成功の道ではないでしょうか。

 10月から下期がスタートします。上期の反省に基づいて下期チャレンジしていきましょう。

※人は失敗からしか学べない