新聞の投稿に介護現場に関するものがありましたのでご紹介します。
【介護業務の簡素化必要】 会社員 T・Mさん 50歳(埼玉県)
介護報酬に関する記事を目にすると、有料老人ホームでヘルパーとして勤務していた時のことを思い出します。
私は、膨大な業務量と時間的な制約についていけず、長続きしませんでした。
介護施設の業務を簡素化すべきではないでしょうか。口腔ケア・食事・排せつ記録などです。
過剰すぎる『お客様主義』にも閉口しました。私の場合、認知症の利用者をトイレに誘導する際に、耳元で優しくささやいても何度も顔を指でつねられました。便失禁の処理よりつらいことでした。
喫煙許可や長時間の入浴拒絶の容認なども、現場職員には大きな負担です。
将来にわたり、介護施設の働き手を確保していくためにも、利用者には、集団生活の秩序を守っていただき、行政には、業務の大胆な平準化に向けてメスを入れて欲しいと思います。
※弊社にも医療・福祉のお客様がありますが、現場の切実な声だと受け止めました。少子化による“働き手不足” と“過剰サービス”について書かれていると思います。
一般企業と違って、介護保険制度の影響を強く受ける業界ですから国の法整備が重要なポイントになると考えます。
あえて厳しいことを一言付け加えるとすれば“人手がたりない・時間がない”と繰り返していても現状は変わりません、このような状況の中で“何ができるか”問い続ける姿勢が必要なのだと思います。