みなさんが『できない』と思うのは、ほとんどの場合錯覚です。できない気がしているだけで、できます。大丈夫です。自分で自分を制限したり限定したりしているだけなのです。
まず、『できない』と言う人は往々にして、やる前から言うことが多い。『やってみたけどできなかった』と言うのなら話もわかりますが、やる前から『できない』とはこれいかに、という感じです。だから『できません』と言う場合には、『やってみた?』とまず聞く必要があるのです。ここでも、『いえ、でもできないと思います』といった答えが返ってくるかもしれません。まるで禅問答です。
それは自分が勝手にできないと思っているのであって、実際にできないのとは違うということに何故気がつかないのか不思議です。
それに、『やったけどできませんでした』と答えるのも、私はあまり信用しません。その場合は、ちゃんとやらなかっただけということか多いからです。例えば、『これを携帯で撮って、メールに添付してAさんに送って』と依頼して『やったけどできません』と言われたら、これも『できます』。これは、単に正しい手順を知らなかったのでうまくいかなかっただけで、『できないのとは違うのです』
誰もあなたに『今から月にいってこい』とか『太平洋を泳いで横断して』なんて言うわけがないのですから、普通のことで『できない』と言うのがいかにあてにならないことかわかるはず。
こんな錯覚【自己限定】にだまされてはいけません。