パラダイムとは、枠組み・固定観念・思い込みとかの日本語訳になるかと思いますが、経営戦略を立案する際にこの《パラダイム》が障害になる場合があります。戦略立案で大切な事は、如何にして柔軟な思考になれるかです。(過去の成功体験・やり方・習慣・態度等をリセットする)
レニンを発見した村上和雄先生の著書に次のような記載があります。
何か新しい研究に取り組む時に、『よけいな事を知らない』ことが意外に重要なのです。たしかに科学者にとって情報や知識は有力な武器です。しかし、この武器がときとしてマイナスに働くことがあります。よく勉強してなんでも知っている人ほど、新しい試みに消極的になりやすい傾向があるからです。
レニンの研究を始めようとしたとき、『やめたほうがいい』と忠告してくれる人がいましたが、なにか新しい研究に取り組もうという時に反対するのは、決まって知識豊富な人です。知識がある人ほど批評家的にものごとを否定的な視点から見ていきがちです。
その道のプロはえてして保守的で、かたくなに従来の方法にこだわり、それを踏襲します。そして、『いまどきの若いやつらは・・・・』などと、新しいやり方を認めようとはしません。それでも、一定の仕事は継続できるでしょうが、そこから大きな飛躍はとうてい望めないでしょう。
それに対し、未経験者はなにごとにも思いきって取り組むことができます。なにも知らない人は、怖いもの知らずの危険もありますが、大きな成功というものは、しばしばそういうかたちでなされるものです。
頭の中にある、輪っかをハズスことの大切さを語っていますね!