《影響の輪・関心の輪》

 【関心の輪】(自分ではコントロールできない事柄)と【影響の輪】(自分でコントロールできる事柄)のどちらの輪に、自分のエネルギーや時間を集中しているかを判断する一つの方法は、『持つこと』と『なること』を区別することです。

 【関心の輪】から生じる望みは、『持つこと』に満ちています。
 『家さえ持てれば幸になれる』
 『もっと親切な上司を持っていたら・・・』
 『もっと忍耐強い夫を持っていたら・・・』
 『もっと素直な子どもを持っていたら・・』
 『一流大学を卒業してさえいれば・・・・』
 『もっと自由な時間を持っていたら・・・』

 これに対して、【影響の輪】から生じる望みは、『なること』に満ちています。
 『私はもっと忍耐強くなる』
 『私はもっと賢くなる』
 『私はもっと優しくなる』

 私たちは、『目標の明確化』という知的創造に対しては、大いなる自覚を持って自ら責任を引き受けなければなりません。

 もしそこで責任を回避すれば、【影響の輪】(自分でコントロールできる事柄)の外にある※他の人や※周りの状況に、自分の人生を方向づける力を委ねてしまうことになってしまいます。