では、どうすれば「自信がない」が変化するのでしょう?これは、自分のことをもっと信じることができるように、頭のなかからネガティブな声をなくしていくことで変化させることができます。
よくスポーツアスリートは試合に勝つために、自信をもてるよう、このようなメンタル面でのトレーニングを行いますが、同じような方法をやっていけば変えることができるのです。
まず、あなたが「これだな」と特定した言葉を思い浮かべてみてください。
例・・・「私はいつも自信がない」
この言葉を思い浮かべたとき、何か身体のなかで感じるものはありますか?
「胸が重くなる」「モヤモヤした気持ちになる」など、身体のどこかで何かしら感じるものがあるでしょう。身体のどの部分にその気持ちがあるか、特定してみてください。
そのイヤな感情と声を全部身体の外に出してみましょう。あくまでイメージでよいので、ぜーんぶ外に出すつもりで、手も使って内から外に出してみてください。
出できたものはどんなふうに見えますか?
映画のような映像の人もいれば、何か丸い、黒い重いもの、などのイメージの人もいるでしょう。どんなふうに見えてもOKです。出てきたものを3mぐらい遠くに軽くポーンと投げてみましょう。これで自分から遠くなったので、ちょっと楽になったのではないでしょうか。
出てきたものは、ずっとあなたの頭のなかに記憶され、無意識にあなたの考え方に影響を与えていましたが、実は、ずっともっていたことで、あなたを助けていた部分もあるのです。
たとえば「『自信がない』と思っていたからほかの人よりももっと努力してがんばれた」
「自信がないからダメなんだ、と自分自身が苦しくならならいように言い訳に使えていた」のように。
大切なことは、今までの自分の考えを頭から否定しないことです。「自分がずっと思い込んでいたことは、小さいころの自分には必要な考え方だった」というように、「今まではこれがあってよかったこともあったんだね」と認めていきましょう。
ただ、これからは、その考え方はあなたには必要がないはずです。手放して、もっとあなたにプラスになるものに変化させていきましょう。
遠くに投げたものは、どちらかに回転をしているはずです。どちら回りに回転しているでしょうか?「もし、回転しているとしたら、どっちに回っている?」と考えてみるとわかります。それをいったん止めて、反対方向に回してみてください!
それは、どんどん速く回転し、どんどん昇っていきます。どんどんどんどん回転すると、パンっと破裂して、粉々になります。そして、違う形に変わり、あなたがとても自信がもてるようなプラスのものをもって戻ってきてくれるでしょう。「自信」「できる」「大丈夫」といった言葉の人もいるかもしれませんし、キラキラしたダイヤモンドのような形に変わった、と言う人もいます。それをあなたの身体のイヤな感情があった場所に戻して、身体全体に十分いきわたらせるようイメージしてみましょう。