アドラー心理学の本を何冊か読んでいましたが、アドラーの影響を受けたという人のなかに“D・カーネギー”の名前がありました。30年程前に読んだ、D・カーネギーの“人を動かす”を改めて読み直しています。
本の表紙に、このような言葉が書かれています。
議論や理屈で
打ち負かしても、
相手は決して納得しない。
逆に反感をつのらすだけだ。
人を動かすには、相手の立場に立ち、
望んでいることをつかめ。
正当に評価せよ。
誠実な心で接すれば、人は必ず心を開く。
人を動かすには人の心を動かすことだ。
本文の中には、次のように紹介されています。
人を動かす秘訣は、この世に、ただ一つしかない。この事実に気づいている人は、はなはだ少ないように思われる。しかし、人を動かす秘訣は、間違いなく、一つしかないのである。すなわち、みずから動きたくなる気持ちを起こさせること・・・・これが、秘訣だ。
実にシンプルですね。組織とか人事をテーマにして仕事をしていると、必然的に“モチベーション”という課題に向き合うことになります。時々原点に戻るってみる必要性を感じました。