《リーダーとして人を動かすには》

 お客様で、私の尊敬する施設長が“職員研修”で使用した資料からご案内します。

【リーダーとして人を動かすには】

 人は動機づけられた時に自ら変わります。このことをモチベーションと言いますが、これには外的なもの(外側からの強制)と内的なもの(納得して動く)とがありますが、持続性があり効果が高いのは言うまでもなく《内的な動機づけ》です。従って、部下を育てていくには内的モチベーションが基本となります。

 そして内的動機づけを起こさせるもっとも有効なのが『状況が人を動かす』というセオリーです。これは『人は命令によって動くのではなく自分がおかれている状況を正しく認知し、行動の必要性を納得できた時に自ら動くものである』という考え方です。

 ですから行動に移す時には、お互いがその時の状況認識の共有化が大切ですし、何のために動くのかその要望事項について具体的に示していくことが必要です。

Ⅰ 必要性(何故そのことが必要なのか)
Ⅱ 目標水準(どこまでやれば良いのか)
Ⅲ 結果のメリット(どのような期待・成果があるのか)
Ⅳ 支援策(実現のためにどのような支援が必要なのか)

※次回は引き続き“部下の問題行動について”をご案内します。