中谷彰宏さんの“スピード問題解決”という本の中に《解決方法は、問題の中にある》という文章がありましたので、少し御紹介します。
問題解決を考える時に、頭の中で、ともすれば問題対解決策という構図が出来上がってしまいます。
問題という敵に対して解決という味方をぶつけていかなければならないという発想です。
そして問題と解決をぶつけ合うことになります。
こうなると消耗戦になって、いつまでも解決できません。
消耗戦にならないためには、できるだけ敵を味方にしていく発想が必要です。
問題を味方にするにはどうするか。
こつは、問題を味方だと考えて、問題と解決の境目をなくすることです。
問題の中に解決が必ず潜んでいると考えます。
問題が悪で解決が善という先入観ではいけません。
それだけで問題が敵に回ってしまいます。
問題と解決には境目はありません。
問題を毛嫌いするのではなく、問題を愛してあげなければいけません。
解決したらもう問題が起こらないのではありません。
必ずその次の問題が起こってきます。
ここまでは問題で、ここから先は解決という境目をつくらないことです。
問題が発生した時は、飛躍的に進歩を遂げるチャンスだと考えましょう。