職場の教養より
創業以来『変わらない味』を看板に掲げ、繁盛している店があります。
親子三代で通い続けるファンがいる、ある老舗ラーメン店は、実は少しずつ味を変えているそうです。『日々の進化なくして、変わらない味は守れない』と、店主はきっぱりと言い切ります。
時代や嗜好の変化に合わせて、少しずつ味を変えていかなければ、食べ手が昔から『旨い』と感じている料理にはならないからだそうです。
人気店や老舗店ほど、実はこうした日々の研鑽を重ねているものです。小さな改良を積み重ねてこそ、世代を超えた多くのファンに支持されるのでしょう。
これは飲食業界に限らず、他の多くの業界にも当てはまります。世の中は常に移り変わっています。
時代やお客様のニーズに応えられるように、変えるべきは変え、守るべきところは断固として守りぬく。そうした姿勢が、地域に深く根を下ろし、お客様から永く愛される会社であるために必要なのでしょう